科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 国語
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 知能機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『新編現代の国語』(数研出版)、『精選言語文化』(東京書籍)、『ビジュアルカラー 国語便覧』(大修館書店)、『新全訳古語辞典』(大修館書店)、配付プリント。
担当教員 椛島 雅弘,小笠原 愛子

到達目標

1、代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを的確に理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
2、代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりできる。
3、情報の収集や構成の方法を理解し、科学技術等に関する意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性に鑑みて情報分析し、図表等を用いてコミュニケーションに活用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代の文学作品の理解文学作品を的確に理解し、描写意図を十分に説明できる。文学作品を理解し、描写意図を説明できる。文学作品を理解し、描写意図を説明できない。
古文・漢文の理解古文・漢文作品の人物や情景を十分に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めることができる。古文・漢文作品の人物や情景を理解し、人間・社会・自然などについて考えることができる。古文・漢文作品の人物や情景を理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めることができない。
情報の収集情報の収集や構成の方法を理解し、図表等も用いて、意見を効果的に伝えることができる。情報の収集や構成の方法を理解し、図表等も用いて、意見を伝えることができる。情報の収集や構成の方法を理解して、意見を伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

D 自分の考えを論理的に文章化する記述力、国際感覚を備えたコミュニケーション基礎力、プレゼンテーション能力を身につける。

教育方法等

概要:
読む・聞く・書く・話す・考えるという日本語の能力について、グループワークを中心に有機的に連携させつつ育成することにより、社会において求められる論理的かつ多角的な理解力、柔軟な発想・思考力、豊かな口頭表現を含む効果的なコミュニケーション能力、および主体的な表現意欲を培う。また、古典を含む文学的な文章の鑑賞をとおして日本の言語文化についての理解を深め、感受性を培う。古文・漢文にふれ、日本文化への理解を深めるとともに、それらに親しもうとする態度をもつ。
授業の進め方・方法:
授業の進め方については基本的にグループワークを中心に行う。
注意点:
皆さんが将来どのような職業に就くとしても、文章読解、文章表現、口頭表現の技術と、論理的かつ相対的な思考方法の獲得は必須です。もちろん、感情の理解と表出が学校・職場・家庭などのあらゆる人間関係の基礎となります。本授業は、「書く」「話す」「考える」行為を重視するスタイルで進めていきます。積極的に取り組んでもらうと、豊かな国語力・コミュニケーション能力の形成に繋がります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現国 スタディサポート 
古典 仮名遣い等 ※以下、下段は古典。
これまでの国語学習を概括できる。
古典学習の意義や歴史仮名遣いについて理解できる
2週 ガイダンス
『宇治拾遺物語』 
国語を学ぶ目的と学ぶ方法を理解できる。
簡単な古典文法を理解できる。
3週 学びはじめる春
『十訓抄』 
作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
簡単な古典文法を理解できる。
4週 風が通るとき
『十訓抄』 漢文の基礎 
作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
簡単な古文を読んだり、漢文の基礎を理解したりできる。
5週 他者と自分の譲れないこだわりについて言語化する
漢文基礎 唐詩
自分自身で分析したことを口頭・文章で表現することができる。
唐詩を読み味わうことができる。
6週 作文 下書き
唐詩
自分自身で分析したことを文章で表現することができる。
唐詩を読み味わうことができる。
7週 作文 清書
『徒然草』 故事成語
自分自身で分析したことを文章で表現することができる。
『徒然草』を読み取ることができる。故事成語を理解できる。
8週 四字熟語カルタ
漢文 故事成語
四字熟語を学んで語彙力を豊かにできる
故事成語を理解できる。
2ndQ
9週 羅生門①
『伊勢物語』 
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
歌物語の世界を理解できる。
10週 羅生門②
『伊勢物語』 
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
歌物語の世界を理解できる。
11週 羅生門③
漢文 思想
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
基礎的な漢文を読解できる。
12週 舟を編む①
漢文 思想
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
基礎的な漢文を読解できる。
13週 舟を編む②
『土佐日記』 
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
『土佐日記』を読解し、歴史的意義について理解できる。
14週 舟を編む③
『土佐日記』 
作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
『土佐日記』を読解し、歴史的意義について理解できる。
15週 試験 試験による理解度点検を行うとともに、理解が不十分であった部分を補うことができる。
16週 試験答案返却と解説 試験による理解度点検を行うとともに、理解が不十分であった部分を補うことができる。
後期
3rdQ
1週 ディベート 論理的に自身の意見を口頭で表現することができる。
2週 意見文 下書き 論理的に自身の意見を文章で表現することができる。
3週 意見文 清書 論理的に自身の意見を文章で表現することができる。
4週 世間話はなぜするか① 作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
5週 世間話はなぜするか② 作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
6週 葉桜と魔笛① 作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
7週 葉桜と魔笛② 作品の構成や登場人物の心情を理解した上で、他者と議論することができる。
8週 四字熟語カルタ② 四字熟語を学んで語彙力を豊かにできる
4thQ
9週 クラスメートの価値観を知る クラスメートの価値観を適切に理解すると共に、自身の価値観を伝えることができる。
10週 エニアグラムで自己分析 自己分析を行って他者にその内容を伝えることができる。また、クラスメートの分析について、適切に聴くことができる。
11週 生成AIを活用して思考力を高める 最新の技術を活用して自身の思考力・表現力を高めることができる。
12週 SNSに偶然はあるのか① 作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
13週 SNSに偶然はあるのか② 作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
14週 SNSに偶然はあるのか③ 作者の主張を正確に読解した上で、他者と議論することができる。
15週 試験 試験により理解度を点検し、今後に生かすことができる。
16週 試験答案返却と解説 試験により理解度を点検し、今後に生かすことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要旨・要点をまとめることができる。3前1,前3,前4,後4,後5,後12,後13,後14
専門の分野に関する用語を論理的思考・表現に活用できる。3前3
言語的・文化的教養(語彙・知識等)に広く関心を持ち、そこで得られた知識や考え方を効果的な表現に活用できる。3前5,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後6,後7
常用漢字を中心に、日本語を正しく読み、表記できる。3前3,前4,前8,後8
実用的な文章(手紙・メール等)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3前14
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、それを整理、分析できる。3後2,後3,後11
整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開、表現方法を工夫し、報告・論文を作成できる。3前5,前6,前7,後1,後9,後10
作成した報告・論文の内容及び自分の思考や考察を資料(図解・動画等)にまとめ、的確に口頭発表できる。3前2,後2,後3

評価割合

試験課題・提出物合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000