到達目標
基本的な物理現象について説明できることを目標とする。
(1)物理現象について正しい知識を持ち、理解できる。
(2)基本的な物理量の扱いができる。
(3)物理現象を図式化またはグラフ化し、対応する式で表現できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
運動方程式 | 2次元平面の中でベクトル表記による運動方程式を理解する | 表記された運動j方程式の内容を理解する | 運動方程式が建てられない、また理解が難しい |
運動量保存則 | 反発係数を含めて、運動量保存の法則が理解できる | 一般的な運動量保存則の式が自身で立てられる | 運動量保存則の式が理解できない |
力学的エネルギー | 運動エネルギーと位置エネルギーの総和が等しいことから導かれる内容が理解できる | 方程式を見れば、遠心力などの内容が理解できる | 方程式を見ても、どのような運動を指名ているか判断できない |
電場 | 電場にゆるクーロンの法則等を理解している | 電場における引力、斥力などの計算ができる | 電荷による電場の内容が理解できない |
磁場 | ビオサバールノ法則等を十分理解している | 資料等を見れば、各法則を説明できる | 電流が生じさせる磁場について、理解していない |
電磁誘導 | フレミング右手、左手の法則を十分理解している | 資料等を確認することで、計算問題を解くことができる | 直流モーターが回る原理などが理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期は力と運動について、後期は電気と磁気について、到達目標に示していることができるようになるように進める
授業の進め方・方法:
教科書に準拠しているリードLightノート物理基礎フォローアップドリルを用いて、章毎の理解を深めながら進めていく。
注意点:
実施するテストは、評価にあるように、全体の60%を占めるに過ぎない。適宜実施する小テスト、課題については確実に行うようにすること。
<事前学習>
次回学習する分野について基礎事項を確認しておく事。また教科書を一読しておくこと。
<事後学習>
講義内容を復習し理解した上で、出された課題を次回提出できるよう解いておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
位置ベクトル、変位 |
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2週 |
平面運動:速度の合成・分解、相対速度 |
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3週 |
平面運動:相対速度、加速度 |
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4週 |
平面運動:落体の運動(水平投射 |
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5週 |
平面運動:落体の運動(斜方投射) |
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6週 |
運動量と力積 |
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7週 |
運動量保存則 |
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8週 |
反発係数 |
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2ndQ |
9週 |
等速円運動:速度、加速度 |
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10週 |
等速円運動:向心力 |
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11週 |
慣性力 |
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12週 |
単振動とは、単振動の速度と加速度 |
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13週 |
単振動における力、ばね振り子と単振り子 |
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14週 |
万有引力の法則 |
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15週 |
万有引力を受ける物体の運動 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
静電気、電気量保存の法則、静電誘導 |
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2週 |
クーロンの法則、電場 |
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3週 |
電場の重ね合わせ、電気力線 |
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4週 |
電位と電位差、一様な電場とその電位 |
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5週 |
点電荷の周りの電位 |
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6週 |
物質と電場 |
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7週 |
コンデンサー、電気容量、誘電率 |
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8週 |
コンデンサーに貯えられるエネルギー |
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4thQ |
9週 |
オームの法則、抵抗率、ジュール熱 |
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10週 |
抵抗の接続 |
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11週 |
磁極と磁気力、磁場・磁力線、磁化 |
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12週 |
電流のつくる磁場 |
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13週 |
電流が磁場から受ける力、ローレンツ力 |
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14週 |
電磁誘導の法則 |
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15週 |
交流の発生、電磁波 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 提出課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
能力 | 60 | 40 | 100 |