応用数学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用数学
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 [教科書]高遠・斎藤他著 :新応用数学、大日本図書
担当教員 坂田 光雄

到達目標

ラプラス変換及び逆変換の定義と基本的な諸公式を修得し、これを常微分方程式の解法に応用できるようにする。極形式、オイラーの公式などを含む複素数の基本的取り扱いができるようになるとともに、複素関数とりわけ正則関数の意味を理解し取り扱えるようにする。さらにフーリエ級数の意味を理解し、簡単な周期関数についてフーリエ係数の計算法を修得するとともに、フーリエ変換の意味と基本公式を理解できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ラプラス変換制御系の問題を、ラプラス変換を使って解くことができる資料を参考にすれば、制御系の問題を、ラプラス変換を使って解くことができる制御系の問題を、ラプラス変換を使って解くことができない、または間違いが多い
複素関数複素関数の計算を行うことができる簡単な解説を受ければ、複素関数の計算を行うことができる複素関数の計算を行うことができない、もしくは間違いが多い
フーリエ級数・変換直交性を説明できると共に、奇関数と偶関数による違いなどが概説できる助言等あれば、直交性を説明できると共に、奇関数と偶関数による違いなどが概説できる直交性、奇関数と偶関数などの理解が及ばない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
制御工学を学ぶうえで基礎となるラプラス変換をまず学習する。次いで、複素数・複素関数、フーリエ級数・フーリエ変換を修得する。またそれらの代表的な工学的応用を学ぶ。
授業の進め方・方法:
工業的応用について、ラプラス変換については、制御回路の設計において、フーリエ変換については、振動測定などで使われているなど、紹介しながら進める。フーリエ変換は画像の圧縮技術にも応用されていることなども触れるようにする。
注意点:
事前学習 次回の授業範囲を確認し、基本演算である微積分等を予習しておくこと。
事後学習 年十数回の小テストを実施するので、復習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
2週 ラプラス変換
ラプラス変換とは何か、何の役に立つか
3週 ラプラス変換
ラプラス変換の基本的性質
4週 ラプラス変換
ラプラス変換、問題
5週 ラプラス変換
逆ラプラス変換
6週 ラプラス変換
線形常微分方程式の解法への応用
7週 ラプラス変換
線形常微分方程式の解法への応用
8週 ラプラス変換
専門分野への応用
2ndQ
9週 ラプラス変換
まとめ
10週 複素数と複素関数
複素数の計算
11週 複素数と複素関数
極形式
12週 複素数と複素関数
極形式、問題
13週 複素数と複素関数
複素関数とは
14週 複素数と複素関数
正則関数
15週 複素数と複素関数
写像、問題
16週
後期
3rdQ
1週 複素数と複素関数
応用
2週 複素数と複素関数
応用
3週 複素数と複素関数
応用
4週 複素数と複素算数
まとめ
5週 フーリエ級数
フーリエ級数とは何か
6週 フーリエ級数
周期2πの場合
7週 フーリエ級数
一般の周期関数
8週 フーリエ級数
一般の周期関数
4thQ
9週 フーリエ級数
フーリエ級数の応用
10週 フーリエ級数
複素フーリエ級数
11週 フーリエ級数
フーリエ変換とは
12週 フーリエ変換
フーリエ変換の性質
13週 フーリエ変換
フーリエ変換 計算
14週 フーリエ変換
フーリエ変換の応用
15週 フーリエ変換
まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題小テスト合計
総合評価割合7525100
能力7525100