概要:
機械やそれを構成する部品を製作するには、形状・寸法・仕上げなどが記された図面が必要になる。本授業では図面を作成する作業である製図に関する基本的な規則を学習し、おねじ・めねじ、および簡単なモデルを三角法により正しく製図できるようにする。
授業の進め方・方法:
必要な知識は教科書を元に説明し、その内容を正しく理解した上で、製図の課題に取り組む。
注意点:
実習科目であることから欠席はしないようにすること。製図作品の提出期限は原則、次の授業開始時までとする。期限遅れの作品は60点未満の点数とする。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション。製図用具の確認(コンパス使用法)。図面の役割と種類(教科書 p.10-12)の説明 |
図面の役割と種類を理解できる。
|
2週 |
製図用具の使い方(教科書p.13-18)の説明、輪郭線,表題欄の作成および文字の課題 |
製図用具を正しく使うことができる。
|
3週 |
線の種類と用途(教科書 p.18-21)の説明。線の課題(上段)の実施 |
線の種類と用途を説明できる。
|
4週 |
線の課題(下段)の実施 |
線の種類と用途を説明できる。
|
5週 |
投影図の書き方(教科書 p.28-34)の説明。教科書 p.34問題1①②⑨の実施 |
品物の投影図を正確に書くことができる。
|
6週 |
教科書p.35問題2①③⑤⑦の実施 |
品物の投影図を正確に書くことができる。
|
7週 |
教科書p.36問題3①⑤を実施 |
品物の投影図を正確に書くことができる。
|
8週 |
教科書p.36問題3②④⑧の実施 |
品物の投影図を正確に書くことができる。
|
2ndQ |
9週 |
中間試験(確認テスト) |
|
10週 |
答案返却・解説 製作図の書き方(教科書p.52-55およびp.83-87)の説明。 |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。
|
11週 |
寸法記入の仕方(教科書 p.87-101)の説明。教科書 p.37課題3①の実施 |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。
|
12週 |
教科書 p.37課題3③の実施 |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。
|
13週 |
部品のスケッチと製図1(14個のモデルを製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
14週 |
部品のスケッチと製図2(14個のモデルを製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
15週 |
答案返却・解説 部品のスケッチと製図3(14個のモデルを製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
部品のスケッチと製図4(14個のモデルを製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
2週 |
図形を正しく書く方法(p.66-70)を説明、部品のスケッチと製図5(14個モデル製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
3週 |
図形を正しく書く方法(p.70-76)を説明、部スケッチと製図6(14個モデル製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
4週 |
部品の図形を正しく書く方法(p.76-82)を説明、スケッチと製図7(14個モデル製図) |
製作図の書き方を理解できる。 図形に寸法を記入することができる。 部品のスケッチ図を書くことができる。
|
5週 |
教科書p.69 課題1② |
製作図の書き方を理解できる。 図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。
|
6週 |
教科書p.75課題2②③の実施 |
製作図の書き方を理解できる。 図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。
|
7週 |
教科書p.69 課題1①の実施 |
製作図の書き方を理解できる。 図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。
|
8週 |
中間試験(確認テスト) |
|
4thQ |
9週 |
答案返却・解説 教科書 p.37課題3③(片側断面)の実施 |
製作図の書き方を理解できる。 図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。
|
10週 |
教科書p.82課題3②の実施。寸法記入あり。 |
製作図の書き方を理解できる。 図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。
|
11週 |
ボルト・ナットの製図(教科書p.160-163)の説明。教科書 p.173のボルト課題 |
図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。 ボルト・ナットの図面を作成できる。
|
12週 |
ねじ込み部の製図(教科書p.163-173)の説明。ねじ込み部課題 |
図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。 ボルト・ナットの図面を作成できる。
|
13週 |
ボルトとねじ込み部の課題(寸法記入有り) |
図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。 ボルト・ナットの図面を作成できる。
|
14週 |
M30のボルトおよびねじ込み部製図。寸法記入有り、赤ボールペン使用 |
図形を正しく描くことができる。 図形に寸法を記入することができる。 ボルト・ナットの図面を作成できる。
|
15週 |
答案返却・解説 |
間違った問題の正答を求めることができる。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 4 | 前1 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 4 | 前2 |
線の種類と用途を説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 4 | 前5,前6,前7,前8 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 4 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 4 | 前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後11,後12,後13,後14,後15 |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |