コンピュータ入門

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンピュータ入門
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 [1-27週]情報リテラシー教科書-Windows10/Office2019対応版,矢野 文彦著,オーム社 [28-30週]K-SEC情報リテラシー教材、K-SEC情報モラル教材
担当教員 早坂 良

到達目標

基本的なソフトであるword、excel、powerpointの基礎概念・操作法を理解し,各ソフトウェアを用いてレポート作成,情報の収集,発信,プレゼンテーションができる.メモ帳からwebページを作成することでプログラミングの基礎を学ぶことができる.
PCの動作原理等の基本事項について理解し,効率よくPCを利用することができる.インターネットに代表される情報社会に参画する知識,モラルを身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
wordを使った文書作成wordを用いて体裁が整った文書を作成することが可能wordを用いて文書を作成することが可能wordを用いて文書を作成することができない
excelを使った表計算excelを使った基本的かつ関数を駆使して表計算を行うことが可能excelを使った基本的な表計算を行うことが可能excelを使った表計算をすることができない
powerpointを使ったスライド作成と発表powerpointを用いてスライドを作成し、それを用いて流暢な発表ができるpowerpointを用いてスライドを作成することができるpowerpointを用いてスライドを作成することができない
webページ作成メモ帳を用いて体裁が整ったwebページを作成することが可能メモ帳を用いてwebページを作成することが可能メモ帳を用いてwebページを作成することができない
コンピュータの動作原理とインターネットモラルコンピュータの動作原理とインターネットモラルを理解し実行しているコンピュータの動作原理とインターネットモラルを理解しているコンピュータの動作原理とインターネットモラルを理解していない

学科の到達目標項目との関係

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教育目標 AA 説明 閉じる

教育方法等

概要:
PCを道具として使いこなすことができるように,情報処理に基礎の学習及びPCの実習を行う.さらに,インターネット等の情報社会に参画してゆくために必要な知識,モラルを学習する.
授業の進め方・方法:
授業の前半は説明、後半はコンピュータを用いて演習を行う.
注意点:
エンジニアにとってコンピュータは仕事の道具であることを強く自覚すること.決して余暇を過ごすための道具ではない.
事前学習:教科書を一読すること
事後学習:課題に取り組むこと.日頃から積極的にコンピュータを扱うこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション,演習室の利用,システムの利用,WWWブラウザ(IE)の設定 本校の演習室の利用方法やルールを熟知できる.
2週 Windowsの基本操作,タイピング タイピングの基本を体得することができる.
3週 Wordによる文書作成(1):Wordの基本操作 Wordの基本操作を体得すことができる.
4週 Wordによる文書作成(2):文書の装飾,修正 Wordによる文書の装飾,修正を修得することができる.
5週 Wordによる文書作成(3):図と罫線 Wordによる図と罫線の書き方を修得することができる.
6週 Wordによる文書作成(4):図と罫線 Wordによる図と罫線の書き方をさらに深く修得することができる.
7週 Wordによる文書作成(5):総合課題 Wordによる文書作成の一連の作業を復習することにより永続的に利用することができる.
8週 Excelによる表計算(1):データ入力の基本 Excelによるデータ入力の基本を習得することができる.
2ndQ
9週 Excelによる表計算(2):数式の利用,相対参照,絶対参照 Excelによる数式,相対参照,絶対参照について修得することができる.
10週 Excelによる表計算(3):グラフ描画 Excelによるグラフ描画について修得することができる.
11週 Excelによる表計算(4):グラフの装飾 Excelによるグラフの装飾について修得することができる.
12週 Excelによる表計算(5):関数 Excelによる関数について修得することができる.
13週 Excelによる表計算(6):実験データの処理 ,メールの設定 Excelによる実験データの処理 について修得することができる.
14週 Excelによる表計算(7):タイピング試験,データベース Excelによるデータベースについて修得することができる.
15週 Excelによる表計算(8):総合課題 Excelの作業を復習することにより永続的に利用することができる.
16週
後期
3rdQ
1週 PowerPointによるプレゼンテーション(1):スライドの作り方 PowerPointによるスライドの作り方を修得することができる.
2週 PowerPointによるプレゼンテーション(2):スライドの作り方その2 PowerPointによる:スライドの作り方を深く修得することができる.
3週 PowerPointによるプレゼンテーション(3):総合課題 PowerPointを用いて調査および研究内容を発表することができる.
4週 PowerPointによるプレゼンテーション(4):総合課題 PowerPointを用いて調査および研究内容を発表することができる.
5週 PowerPointによるプレゼンテーション(5):発表会(1) PowerPointを用いて調査および研究内容を発表することができる.
6週 PowerPointによるプレゼンテーション(6):発表会(2) PowerPointを用いて調査および研究内容を発表することができる.
7週 webページの作成(1):webページ作成の基本 webページを作成することができる.
8週 webページの作成(2):webページの装飾 webページを作成することができる.
4thQ
9週 webページの作成(3):リンク,画像の挿入 webページを作成することができる.
10週 webページの作成(4):webページのレイアウト,総合課題 webページを作成することができる.
11週 webページ作成(5):総合課題 webページを作成することができる.
12週 webページ作成(6):総合課題 webページを作成することができる.
13週 コンピュータのハードウェア、情報通信技術と倫理 コンピュータのハードウェア、情報通信技術と倫理を説明できる。
14週 情報技術の進展による影響と注意点、個人情報保護法、著作権 情報技術の進展による影響と注意点、個人情報保護法、著作権を説明できる。
15週 後期期末試験
16週 答案返却・技術者としての責任と法令順守および諸外国との相違点 技術者としての責任と法令順守および諸外国との相違点を説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4後14
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4後13
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4後15
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4後15
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4後13
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。4後13
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4後13
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4後13
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4後14
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している4後16
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。4後16

評価割合

後期期末試験演習課題提出課題演習試験合計
総合評価割合30402010100
基礎的能力30402010100