到達目標
1、文章の客観的理解により、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
2、文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置づけを説明できる。
3、現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語塔の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。
4、代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置づけを理解し、作品の価値について意見を述べることができる。
5、社会で使用される言葉を始め、広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、一般的な社会的コミュニケーションとして実践できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 説明的文章の論理展開、要旨を的確に理解することができる。 | 説明的文章の内容が理解できる。 | 説明的文章の内容が理解できない。 |
評価項目2 | 文学的文章について作品の特色、主題を理解することができる。 | 文学的文章について場面や状況、心情を読み解くことができる。 | 文学的文章の内容が理解できない、。 |
評価項目3 | 応用的な自己表現をすることができる。 | 基本的な自己表現をすることができる。 | 基本的な自己表現ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近代以降の文章のうち、論理的な文章を客観的に理解する能力と、文学的な文章を多角的に鑑賞する能力を伸ばすとともに、視野を広げ、感受性を磨こうとする主体的な態度を培うことができる。
古文では読解・鑑賞の方法を修得し、思考力と言語感覚を養うとともに、日本文化に対する知見を深める。
授業の進め方・方法:
授業の進め方については講義・演習形式を併用する。
注意点:
ふだんから日本の言語文化、日本語表現に興味や関心を持つこと。また、幅広いジャンルの読書を行なうことで読解力の向上を目指すこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス
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国語を学ぶ目的や「ことば」を学ぶ方法や意義について、理解できる。
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2週 |
評論「手の変幻」① 「土佐日記 」李白の詩等 |
評論文を正確に読解することができる。
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3週 |
評論「手の変幻」② 「土佐日記」 李白の詩等 |
評論文の各段落の要点をまとめることができる。
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4週 |
評論「手の変幻」③ 「土佐日記 」李白の詩等 |
筆者の論理について考えたことを発表することができる。
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5週 |
表現① 「源氏物語」 雑説等 |
美や芸術に関する意見文を書くことができる。
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6週 |
評論「胆力について」① 「源氏物語」 雑説等 |
評論文を正確に読解することができる。
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7週 |
評論「胆力について」② 「源氏物語」 雑説等 |
評論文の展開の仕方について理解することができる。
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8週 |
評論「胆力について」③ 「源氏物語」 雑説等 |
評論文を読み、論理的に意見を発表することができる。
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2ndQ |
9週 |
詩歌「発車」ほか① 「奥の細道」 出藍誉等 |
作品をふまえ、現代詩読解の方法が理解できる。
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10週 |
詩歌「発車」ほか② 「奥の細道」 出藍誉等 |
作品をふまえ、現代詩の鑑賞文を書くことができる。
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11週 |
小説「「山月記」① 「奥の細道」 出藍誉等 |
小説を読み、内容を理解することができる。
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12週 |
小説「山月記」② 「奥の細道」 出藍誉等 |
小説を通じて読解能力を養うことができる。
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13週 |
小説「山月記」③ 「去来抄」 論語等 |
小説を読解し表現の特色についてまとめることができる。
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14週 |
小説「山月記」④ 「去来抄」 論語等 |
小説を読解し作品について感想を発表することができる。
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15週 |
期末試験 |
期末試験に取り組むことができる。
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16週 |
試験返却・解説 |
試験を振り返り、できなかった問題を解くことができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
評論「日本語は非論理的か」① |
評論文を正確に読解することができる。
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2週 |
評論「日本語は非論理的か」② |
筆者の論点をまとめることができる。
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3週 |
表現② |
日本語表現の特色を中心に感想文を書くことができる。
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4週 |
評論「文学のふるさと」① |
評論文を正確に読解することができる。
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5週 |
評論「文学のふるさと」② |
論理の展開について理解することができる。
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6週 |
表現③ |
作品の主題について感想文を書くことができる。
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7週 |
短歌① |
短歌の内容を理解し、表現の特色について考察できる。
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8週 |
短歌② |
短歌を理解するともに、作者の心情について考察できる。
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4thQ |
9週 |
短歌③ |
好きな短歌を選び鑑賞文を書いて発表することができる。
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10週 |
問題演習② |
語句に関するする演習を行い確認することができる。
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11週 |
小説「こころ」① |
小説を読み、内容を理解することができる。
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12週 |
小説「こころ」② |
登場人物の心理を文章から読み取ることができる。
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13週 |
小説「こころ」③ |
表現の特色や表現技法について理解できる。
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14週 |
小説「こころ」④ |
作品の主題について、まとめることができる。
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15週 |
期末試験 |
期末試験に取り組むことができる。
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16週 |
試験返却・解説 |
試験を振り返り、できなかった問題を解くことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 前2,前3,前14,後1 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前4,前5,後2,後13 |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | 前8,後1,後2 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | 前6,後6 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | 前13,前14,後2 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | 前8,後7,後14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 前6,前7,後3 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前9,前13,後5 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前9,前10,前11 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前10,前11,後10,後13 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前12,後2,後13 |
評価割合
| 試験60 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題その他40 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |