情報処理

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書(若山芳三郎:“学生のための基礎C”,東京電機大学出版局)と配布プリントを併用する。
担当教員 津田 尚明 ,村山 暢

到達目標

3年次に修得したC言語の知識の上に立って、さらに配列と関数を理解し、これらを活用した基本的なプログラムが書けるようにする。その後、工学で重要となるいくつかの問題(方程式の数値解法など)について、そのアルゴリズムを理解し、必要に応じて表計算ソフトまたはプログラミングを選択して問題を解く能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
配列と関数を理解し、これらを活用した基本的なプログラムが書ける配列と関数を理解し、これらを活用した複雑なプログラムが書ける配列と関数を理解し、これらを活用した基本的なプログラムが書ける配列と関数を理解できず、これらを活用した基本的なプログラムが書けない
工学で重要となるいくつかの問題(方程式の数値解法など)について、そのアルゴリズムを理解し、必要に応じて表計算ソフトまたはプログラミングを選択して問題を解く能力を身につける工学で重要となるいくつかの問題(方程式の数値解法など)について、そのアルゴリズムを理解し、表計算ソフトまたはプログラミングを選択して問題を解く能力を身につける工学で重要となるいくつかの問題(方程式の数値解法など)について、そのアルゴリズムを理解し、必要に応じて表計算ソフトまたはプログラミングを選択して問題を解く能力を身につける工学で重要となるいくつかの問題(方程式の数値解法など)について、そのアルゴリズムを理解できず、必要に応じて表計算ソフトまたはプログラミングを選択して問題を解く能力を身につけられない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学で現れるいくつかの典型的な数値計算問題を例に、実践的な技術計算能力を培う。そのため、3年次に引き続きC言語を用いたプログラミングについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
注意点:
○事前学習
 次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
○事後学習
 講義中の演習課題などで復習すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 年間ガイダンス、C言語の復習と練習 3年次の情報処理で学んだ入出力処理を活用できる.
2週 C言語の復習と練習 3年次の情報処理で学んだ分岐処理を活用できる.
3週 C言語の復習と練習 3年次の情報処理で学んだ繰り返し処理を活用できる.
4週 配列とは何か 1次元配列を理解できる.
5週 配列とは何か 1次元配列を活用できる.
6週 配列の初期化、2次元配列 配列の初期化方法を理解できる.
7週 配列を活用したプログラム 2次元配列を理解できる.
8週 配列を活用したプログラム 2次元配列を活用できる.
2ndQ
9週 Cの関数とは何か 関数の考え方を理解できる.
10週 関数の作り方と使い方 ユーザ定義関数を作ることができる.
11週 関数の作り方と使い方 ユーザ定義関数を作り活用することができる.
12週 引数を取らない関数、返り値を返さない関数 引数を取らない関数、返り値を返さない関数を理解できる.
13週 引数を取らない関数、返り値を返さない関数 引数を取らない関数、返り値を返さない関数を活用できる.
14週 関数を活用したプログラム 関数を活用したプログラムを作成できる.
15週 関数を活用したプログラム 関数を活用したプログラムを作成し,活用できる.
16週
後期
3rdQ
1週 復習 前記の学習内容を理解できる.
2週 C言語の総復習、補足事項 前記の学習内容を理解できる.
3週 C言語の総復習、補足事項 前記の学習内容を理解できる.
4週 C言語の総復習、補足事項 前記の学習内容を理解できる.
5週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる積分法(長方形積分)を理解できる。
6週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる積分法(台形積分)を理解できる。
7週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる積分法(モンテカルロ法)を理解できる。
8週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる方程式の解法(ニュートン法)を理解できる。
4thQ
9週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる方程式の解法(二分法)を理解できる。
10週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされる関数の近似計算を理解できる。
11週 数値計算法 代表的なアルゴリズムとされるユークリッドの互除法を理解できる。
12週 数値計算法 数値計算問題を自ら解くことができる.
13週 数値計算法 ポインタの使い方を理解できる.
14週 復習・演習 これまで情報処理科目で学んだ知識をいかして、オリジナルのプログラムを作成できる。
15週 復習・演習 これまで情報処理科目で学んだ知識をいかして、オリジナルのプログラムを作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3
定数と変数を説明できる。3
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3

評価割合

試験提出課題・小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100