ロボット創作実習

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 ロボット創作実習
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1.5
開設学科 知能機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 3
教科書/教材 プリント
担当教員 北澤 雅之 ,三原 由雅 ,田邉 大貴

到達目標

機能を果たすロボットの考案,設計,加工製作,競技会を通してもの作りの楽しさや手順を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 グループでの取り組みグループで協力して課題解決のためのアイデアを創作することができる。グループで協力してアイデアを創作することができる。グループで協力してアイデアを創作することができない。
評価項目2 課題発見現状と目標との乖離から課題を発見し、解決することができる。現状と目標との乖離から課題を発見することができる。現状と目標との乖離から課題を発見することができない。
評価項目3 製作したロボット与えられた課題を解決することができる。目的地まで走行することができる。目的地まで走行することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
今までの実習で習得した技術を生かして,競技用ロボットを製作する。
授業の進め方・方法:
グループに分かれて、課題を解決できるロボットを製作し、これによる競技試合を行う。課題を解決するためのアイデアをグループ内でブレインストーミング等を用いて決定する。そのアイデアを基に設計し、各部の製作を行う。製作にあたっては、ものづくりセンターにある機器を使用してグループ内で行う。各グループで製作したロボットによる競技会を開催し、機能の完成度を確認する。
注意点:
事前学習:次に製作する部品や誰がつくるかなどをグループ内で相談しておく。
事後学習:取り付け後の寸法や精度を計測し次の加工部品の詳細寸法を決める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 課題解決のためのアイデア検討 グループ内での討議に参加できる。
2週 課題解決のためのアイデア検討 グループ内での討議に参加できる。
3週 課題解決のためのアイデア検討
特性要因図の作成
グループ内での討議に参加できる。
特性要因図が理解できる。
4週 走行部機構の製作
5週 走行部機構の製作
6週 走行部機構の製作
7週 走行部機構の製作・走行試験 ロボットが走行することができる。
8週 走行部以外の機構製作
4thQ
9週 走行部以外の機構製作
10週 走行部以外の機構製作
11週 走行部以外の機構製作
12週 走行部以外の機構製作
13週 走行部以外の機構製作。各部調整
14週 競技会 製作したロボットが課題を解決することができる。
15週 レポート作成 アイディア出しから製作、競技会を振り返って、充足箇所について議論する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3後1
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3後4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3後15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3後1,後2,後3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3後1,後2,後3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3後1,後2,後3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3後1,後2,後3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3後3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3後3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3後1,後2,後3,後15
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3後1,後2,後3,後15

評価割合

試験発表結果相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合0302030020100
基礎的能力0302030020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000