到達目標
本科目の習得は、技術者となる上で最低限の知識であり、専門科目の理解へとつながる基礎となる
・物質の状態について理解し、気体状態方程式を活用できる
・溶液濃度が計算でき、溶液のふるまいについて説明できる
・化学反応における熱の出入りについて理解し、エンタルピーを計算できる
・有機化合物の官能基と特徴を説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 物質の状態 | 物理要素(圧力、体積、温度)と物質の三態の関係を理解し、気体の状態方程式を活用できる | 物理要素(圧力、体積、温度)と物質の三態の関係、気体の状態方程式をおおむね理解できる | 物理要素(圧力、体積、温度)と物質の三態の関係、気体の状態方程式を理解できない |
| 溶液の濃度・ふるまい | 「物質の溶解」の現象を理解し、濃度計算できる | 「物質の溶解」の現象を理解し、濃度計算がおおむねできる | 「物質の溶解」の現象が理解できず、濃度計算できない |
| 化学反応における熱の出入り | 化学反応における熱の出入りについて、エンタルピーを用いて説明・計算できる | 化学反応における熱の出入りについて、エンタルピーを用いておおむね説明・計算できる | 化学反応における熱の出入りについて、エンタルピーを用いて説明・計算できない |
| 有機化合物の基礎 | 基本的な官能基について説明でき、有機化合物の特徴を理解できる | 基本的な官能基と有機化合物の特徴をおおむね理解できる | 基本的な官能基について説明できず、有機化合物の特徴も理解できない |
学科の到達目標項目との関係
C-1 自然科学・情報技術に関する基礎的素養を有し、専門分野での問題解決のためにそれらを駆使できる能力を身につける。
教育方法等
概要:
物質の状態変化・性質、化学反応に伴う熱エネルギーの出入りについて学ぶ。また身の回りにあふれる有機化合物の基礎的な性質について理解する
授業の進め方・方法:
基本として、教科書の内容に沿って進め、演習問題や章末問題を解き、理解を深める。定期試験および到達度テストと共に、適宜実施する小テストや授業レポートにより理解度を細かく確認する
注意点:
予習:
次回の授業範囲を予習し、準備の上、授業に臨むこと
復習:
講義ノート・授業プリントなどを見直し、積極的に章末問題や問題集を自主的に解くこと
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
ガイダンス(成績算出根拠の説明)、 物質の状態、状態変化と分子間力 |
状態変化とエネルギーおよび分子間力について説明できる
|
| 2週 |
気体の状態変化、状態図 |
気体の状態(圧力変化と蒸気圧、沸騰)および状態図を説明できる
|
| 3週 |
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル・シャルルの法則 |
ボイルの法則、シャルルの法則を理解し、ボイル・シャルルの法則を用いて気体状態を計算できる
|
| 4週 |
気体の状態方程式の導出と利用 |
気体の状態方程式を導出し、活用できる
|
| 5週 |
混合気体の分圧、モル分率、平均分子量、理想気体と実在気体 |
混合気体の概念、ドルトンの分圧法則を説明できる。理想気体と実在気体の違いを説明できる
|
| 6週 |
溶液の性質、溶液の濃度、固体・気体の溶解度 |
溶液の概念を理解し、物質の溶解度と濃度を計算できる
|
| 7週 |
蒸気圧降下と沸点上昇、浸透圧、コロイド |
溶液の蒸気圧降下、沸点上昇、コロイドの概要を理解できる
|
| 8週 |
おさらいと到達度確認テスト(旧・中間試験) |
これまでの内容を復習し、到達度確認テストにおいて所定成績を収めることができる
|
| 2ndQ |
| 9週 |
到達度確認テストの返却と解説 化学反応とエンタルピー |
化学反応が示す発熱・吸熱現象をエンタルピーを用いて表現できる
|
| 10週 |
反応エンタルピー、状態変化に伴うエンタルピー |
様々な反応のエンタルピー変化を説明し計算できる
|
| 11週 |
生成エンタルピー、エントロピー |
エントロピーの基本的概念を説明できる
|
| 12週 |
ヘスの法則とその利用 |
ヘスの法則を理解し、それを利用して算術的に反応エンタルピーを計算できる
|
| 13週 |
結合エンタルピー、光とエネルギー |
結合エンタルピーを理解できる。光エネルギーの概要を説明できる
|
| 14週 |
おさらいと前期末試験 |
これまでの内容を復習し、期末試験において所定成績を収めることができる
|
| 15週 |
試験解説 |
答案返却・解説
|
| 16週 |
|
|
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
有機化合物の特徴と分類 |
有機化合物の概念を理解し、分類できる
|
| 2週 |
有機化合物の表し方、構造異性体 |
分子式、構造式、示性式を理解し、使い分けできる。構造異性体の概念を理解できる
|
| 3週 |
有機化合物の構造決定(1) |
構造決定の流れと、元素分析を理解し計算で、組成式を決定できる
|
| 4週 |
有機化合物の構造決定(2) |
各種分析装置の概要を理解し、分子式および分子の構造を決定できる
|
| 5週 |
アルカンの構造・性質、アルカンの反応 |
アルカンの命名と構造と反応性を説明できる
|
| 6週 |
アルケンの構造(シス-トランス異性体)と反応 |
アルケンの命名と構造・異性体と反応性を説明できる
|
| 7週 |
アルキンの構造と反応
|
アルキンの命名と構造を説明・反応性を説明できる
|
| 8週 |
おさらいと到達度確認テスト(旧・中間試験) |
これまでの内容を復習し、到達度確認テストにおいて所定成績を収めることができる
|
| 4thQ |
| 9週 |
到達度確認テストの返却と解説 アルコールの構造と反応 |
身近なアルコールと、その構造、利用・反応性を説明できる
|
| 10週 |
エーテル、アルデヒド、ケトン |
エーテル、アルデヒド、ケトンの基本的な性質と反応性を説明できる
|
| 11週 |
カルボン酸、鏡像異性体 |
身近なカルボン酸の説明と分類および、身近な鏡像異性体を示しその基本的概念が説明できる
|
| 12週 |
エステル、油脂 |
エステルと油脂の基本的な性質と構造を説明できる
|
| 13週 |
セッケンとその洗浄作用 |
セッケンの構造と洗浄作用を説明できる
|
| 14週 |
1年間の総まとめと後期期末試験 |
これまでの内容を復習し、期末試験において所定成績を収めることができる
|
| 15週 |
試験解説 |
答案返却・解説
|
| 16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 化学と現代の社会課題との関連性について説明できる。 | 3 | 前1 |
| 物質を構成する分子・原子が常に熱運動していることについて説明できる。 | 3 | 前1 |
| 水の状態変化について説明できる。 | 3 | 前1,前2 |
| 物質の三態とその状態変化について説明できる。 | 3 | 前1,前2 |
| ボイル-シャルルの法則について説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前3 |
| 気体の状態方程式について説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前3,前4 |
| 化学反応式について反応物、生成物、係数を理解し、組み立てることができる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12 |
| 化学反応式を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12 |
| 質量パーセント濃度について説明でき、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前6 |
| モル濃度について説明でき、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前6 |
評価割合
| 定期試験 | 到達度確認テスト | 小テスト・課題レポート・授業レポート | 合計 |
| 総合評価割合 | 35 | 35 | 30 | 100 |
| 配点 | 35 | 35 | 30 | 100 |