デザイン工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 デザイン工学
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】生産システム工学(日本機械学会)、【参考書】機械工学ポケットブック(オーム社)、機械工学必携(三省堂)、【参考書】機械工学ポケットブック(オーム社)、ISO9001:2009規格(日本規格協会)、機械工学必携(三省堂)
担当教員 佐々木 俊明

到達目標

1.工学技術者としての、デザイン技術の基本的思考能力を習得する。
2.自ら考え課題解決や創造的なデザインを行える程度の基本テクニックを習得する。
3.コスト、品質、安全を全体最適機能設計する力量やコミュニケーション基本技術を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
法律・規制設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる多少の助言があれば、設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できない
マネージメントVE、品質管理などの適用方法を説明できる多少の助言があれば、VE、品質管理などの適用方法を説明できるVE、品質管理などの適用方法を説明できない
シミュレーション学んだことを使って、工場レイアウトができ、その理由など説明できる多少不備な点があるが、学んだことを使って、工場レイアウトができ、その理由など説明できる学んだことを使っても、レイアウトができず、どうしてそうすべきなどの説明ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エンジニアリングデザイン能力をつけるため、設計評価、管理手法、生産システム設計等の工学的技術を学び、専門的応用能力を使った問題解決能力を育成する。情報収集、チームワーク活動、プレゼンテーション発表等の演習も実施する。
授業の進め方・方法:
各自で課題を考え、それを解決するのを実践する、そのように取り組むように進めていく。特に、工場レイアウト設計などの模擬設計、それのプレゼンテーションを行うなど、企業内で行われるようなことを演習として取り入れる。
注意点:
事前学習
 教科書などに事前に目を通しておく
事後学習
 演習で行ったことを、時間をとってどうすればもっと良いものにできるか、構想を練るなどのことを行う

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 デザイン工学教育と生産システムデザイン概論
2週 エンジニアリングデザインの進め方(PDCA)と計画書作成
3週 BS(ブレーンストーミング):KJ法、常識を破る、チーム
4週 生産ライン設計: 工場運営シュミュレーション 操業計画 
5週 生産ライン設計: 工場立地の選定要因 法規制 
6週 管理システム 生産システム計画と予測  IE手法
7週 管理システム 生産計画運用 トヨタ生産方式
8週 管理システム 購買と外注 在庫
2ndQ
9週 品質管理   TQM QC手法 ISO9000
10週 設備管理   TPM 設備保全 設備診断技術
11週 原価管理   原価管理の考え方 原価計算 損益分岐点
12週 原価管理   技術者の本務 原価低減手法
13週 工場マネージメント 海外工場計画シュミュレーション
14週 工場設計シュミュレーション
15週 プレゼンテーション
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験レポート・内容学習成果・態度等合計
総合評価割合503020100
能力50 3020100