機械設計製図

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械設計製図
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 検定教科書:機械製図、実業出版  鈴木孝子著:AutoCAD LT操作ハンドブック、ソーテック社出版
担当教員 三原 由雅

到達目標

2次元CADを使って部品図、および組立図を作成することができる。
3次元CADを使って部品図、および組立図を作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12次元CADシステムの基本機能を理解し、製作図を作成できる。2次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。2次元CADシステムの基本機能を理解していない。
評価項目23次元CADシステムの基本機能を理解し、モデルを作成できる。3次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。3次元CADシステムの基本機能を理解していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
<COC>演習を交えながら2次元CADの操作方法を学んでいく。まず、基本操作の習得後、与えられた部品図、組立図の課題に取り組む。その後、機械加工部品のスケッチを行い、部品の図面化を行なう。
さらに3次元CADの基本操作を習得し、部品図、組立品の課題に取り組む。
授業の進め方・方法:
機械部品の製図を通して2次元CADの操作と図面の作成方法を習得する。また、2次元図面をもとにして機械部品の3次元モデルを作成し、3次元CADの操作方法を習得する。
注意点:
事前学習:歯車の製図方法について興味を持つ。
事後学習:和歌山県下で製作されている歯車などの標準品を製図する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション、テンプレート作成 CADシステムの役割と構成を理解できる。
2週 作図コマンド(1)円、線分、図面枠の配置、印刷 2次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。
3週 作図コマンド(2)ポリゴン、編集コマンド(1)移動、鏡像、寸法記入 2次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。
4週 編集コマンド(2)尺度変更、ストレッチ、延長、トリム、オフセット 2次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。
5週 機械要素部品の製図(1)止めねじ 品物の投影図を正確に書くことができる。
6週 機械要素部品の製図(2)六角ボルト ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの図面を作成できる。
7週 機械部品の製図(1)パッキン押さえ 品物の投影図を正確に書くことができる。
8週 機械部品の製図(2)フランジ 品物の投影図を正確に書くことができる。
2ndQ
9週 機械部品の製図(3)固定フランジ 品物の投影図を正確に書くことができる。
10週 機械部品の製図(4)固定軸継手用ボルト 品物の投影図を正確に書くことができる。
11週 機械部品の製図(5)フランジの組立図 品物の投影図を正確に書くことができる。
12週 機械部品の製図(6)ベースブロック 公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。
13週 機械部品の製図(7)パイプハンガー 品物の投影図を正確に書くことができる。
14週 機械部品の製図(8) 工作機械用スパナ 品物の投影図を正確に書くことができる。
15週 小テスト1 小テストの課題を描くことができる。
16週
後期
3rdQ
1週 機械部品の製図(9)歯車 ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの図面を作成できる。
2週 機械部品の製図(10)箱スパナ 公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。
3週 機械部品の製図(11)シャフト(詳細図の追加) 品物の投影図を正確に書くことができる。
4週 スケッチ作業(1)寸法取り 部品のスケッチ図を書くことができる。
5週 スケッチ作業(2)寸法取り 部品のスケッチ図を書くことができる。
6週 スケッチ図の製図(1) 部品のスケッチ図を書くことができる。
7週 スケッチ図の製図(2) 部品のスケッチ図を書くことができる。
8週 小テスト2 小テストの課題を描くことができる。
4thQ
9週 3次元CADによる部品作成(1)フランジ 3次元CADシステムの基本機能を理解し、利用できる。
10週 部品図作成(2)ベースブロック 図形を正しく描くことができる。
11週 部品図作成(3)パッキン押さえ 図形を正しく描くことができる。
12週 部品図作成(4)パイプハンガー 図形を正しく描くことができる。
13週 組立図作成(1)パイプハンガー 図形を正しく描くことができる。
14週 組立図作成(2)豆ジャッキ 図形を正しく描くことができる。
15週 小テスト3 小テストの課題を描くことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図物体の投影図を正確にかくことができる。4前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3後2
部品のスケッチ図を書くことができる。4後4,後5,後6,後7
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前6,後1,後3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20000800100
基礎的能力0000000
専門的能力20000800100
分野横断的能力0000000