数学Ⅲα

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 数学Ⅲα
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 知能機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書「新微分積分I」「新微分積分II」大日本図書/問題集「新微分積分問題集I」「新微分積分問題集I」大日本図書,「練習ドリル数学II【標準編】」「練習ドリル数学III【標準編】」数研出版
担当教員 平岡 和幸,池田 浩之

到達目標

積分法の基本的な計算と応用ができる。数列の収束・発散が判別できる。微分法を用いて関数をべき級数展開できる。重積分の基本的な計算と応用ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
積分法重積分を含む積分法の計算と応用ができる重積分を含む積分法の基本的な計算と簡単な応用ができる重積分を含む積分法の計算と応用ができない
数列と級数展開数列の収束・発散の判別や関数のべき級数展開ができる簡単な数列の収束・発散の判別や基本的な関数のべき級数展開ができる数列の収束・発散の判別や関数のべき級数展開ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
2学年に引き続き微分積分の基礎を学習し,その応用を修得する
授業の進め方・方法:
講義を中心として問題演習や小テストを適宜実施する
注意点:
事前学習:教科書の予定範囲を読み、意味を忘れている用語や記号がないか確認しておくこと。事後学習:授業で解いた「教科書の問」に対応する「問題集のBASICの問」を解いて理解を確認すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (積分と不定積分)不定積分と定積分、練習問題および復習 基礎的な不定積分と定積分が計算できる
2週 基礎的な不定積分と定積分が計算できる
3週 (積分の計算)不定積分の置換積分法 不定積分の置換積分法ができる
4週 不定積分の置換積分法ができる
5週 練習問題 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
6週 定積分の置換積分法 定積分の置換積分法ができる
7週 練習問題 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
8週 部分積分法 部分積分法ができる
2ndQ
9週 中間試験
10週 部分積分法 部分積分法ができる
11週 分数関数の積分 分数関数の積分ができる
12週 無理関数の積分 無理関数の積分ができる
13週 練習問題 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
14週 三角関数の積分 三角関数の積分ができる
15週 期末試験
16週 試験返却・解説
後期
3rdQ
1週 (積分の応用)図形の面積、曲線の長さ 図形の面積、曲線の長さが求められる
2週 立体の体積 立体の体積が求められる
3週 練習問題および復習 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
4週 媒介変数表示による図形 媒介変数表示による図形の面積や長さが求められる
5週 極座標による図形 極座標による図形の面積や長さが求められる
6週 広義積分 広義積分が計算できる
7週 (関数の展開)無限数列、無限級数 無限数列、無限級数の極限や収束判定などの計算ができる
8週 中間試験
4thQ
9週 マクローリン展開、テイラー展開 マクローリン展開、テイラー展開ができる
10週 練習問題および復習 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
11週 (重積分)2重積分 2重積分ができる
12週 練習問題 ここまでの学習内容を組合せた問題が解ける
13週 立体の体積 2重積分を用いて立体の体積が求められる
14週 極座標による2重積分 極座標による2重積分ができる
15週 期末試験
16週 試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。3後7
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3後7
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3前3,前4,前6,前8,前10
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3前1,前2
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3前11,前12,前14
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3後1
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3後1
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3後2
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3後11
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3後14
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3後13
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。3後9
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。3後9
オイラーの公式を用いて、複素数変数の指数関数の簡単な計算ができる。3後9

評価割合

定期試験・到達度試験小テスト等合計
総合評価割合7030100
配点7030100