生産工学概論

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 生産工学概論
科目番号 0090 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書「わかる!使える!工程管理入門」 堀口 敬 著、日刊工業新聞社出版, 副読本として:「生産工学」 古川 光著 森北出版
担当教員 西畑 秀夫

到達目標

製品をつくるための工程と必要設備を把握し、コスト削減の具体的な改善策が出せること。
品質管理・品質向上のために技術的に何が必要なのかなどの独創的なアイデアが生まれること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生産トヨタなどの生産の方式、品質管理の手法などを理解して、自宅演習などに十分反映できるトヨタなどの生産の方式、品質管理の手法などを理解して、自宅演習などに多少反映できるトヨタなどの生産の方式、品質管理の手法などを理解が不十分で、自宅演習などにほとんど反映できていない
経営企業の社会的意義、組織、企業活動(市場分析等)を理解し、ミニプロジェクトに十分生かせる企業の社会的意義、組織、企業活動(市場分析等)を理解し、ミニプロジェクトに多少は生かせる企業の社会的意義、組織、企業活動(市場分析等)を理解できていないせいか、ミニプロジェクトにほとんど生かせていない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
産業としての「もの作り」を支える生産工学の概要、またその機能の解析、システムの設計、品質管理の基礎、第4次産業革命の AI/IoTの応用例を学ぶ。 基礎的な企業経営も学び、国際的な技術者としての基礎知識を身に付ける。
授業の進め方・方法:
注意点:
事前学習:シラバスに明記されている項目を指定教科書からまたインターネットから情報を得て予習しておく。
事後学習:自宅演習は、与えられたテーマを次回の授業で発表し提出する。
(A4サイズ 1枚)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生産工学の意義、生産形態、生産のしくみ 生産工学の取り扱う領域を理解する
2週 トヨタ生産方式 ① トヨタで行われている、生産方式の概要・目的を理解する
3週 トヨタ生産方式 ②
リーン生産方式との違い
2本柱、無駄の廃止、コスト削減、AI/IoTの応用の概要を理解する
4週 製造工程作業・設計・管理、工程設計・管理、工場建設計画・実施 生産のフローと、工場のレイアウトなどの関連性を理解する
5週 品質管理、サイエンスSQC、3S 品質管理の手法、図の利用などを理解する
6週 作業管理、運搬管理、資材管理、環境管理 各ステージでの管理方法を理解する
7週 ミニ・プロジェクト(1)の発表、質疑・応答 課題を設定し、グループワークで模擬プロジェクトの完成を行う
8週 中間試験
4thQ
9週 試験答案返却・解答解説
企業の役割・組織・特質、コストダウン戦略
間違った問題の正答を求めることできる。
企業の社会性を理解して、利益を生み出すための取り組みを理解する
10週 中小企業の特質・構造 大企業と比較したときの、意思決定の速さなどの中小企業の特長を理解する。
11週 Industry 4.0 ドイツの生産管理手法、および第4次産業革命を理解する
12週 DECONSTRUCTION ①(デコンストラクション、経営革命) 企業改革の手法を学ぶ
13週 DECONSTRUCTION ②(デコンストラクション、経営革命) 企業改革の手法を適用した、ミニプロジェクトをグループワークして、理解を深める
14週 ミニ・プロジェクト(2)の発表、質疑・応答 プロジェクトの発表を行い、考え方のトレースを行う
15週 試験答案返却・解答解説
まとめ:小グル-プ討論(意見交換)
間違った問題の正答を求めることできる。グループ討論を通して、アプローチの手法の多面性を学ぶ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・発表合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100