応用数学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用数学
科目番号 0098 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新応用数学,高遠節夫ほか著,大日本図書
担当教員 津田 尚明 ,溝川 辰巳

到達目標

複雑な力学計算で便利な複素積分の基本的な計算方法と様々な定理を学習し、複素積分を正確に行えるようにする。
さらにフーリエ級数の意味を理解し、簡単な周期関数についてフーリエ係数の計算法を修得するとともに、フーリエ変換の意味と基本公式を理解できるようにする。将来、機械振動を考慮した設計を行う場合に役立つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
複素数の積分複素数の積分の計算を実行できる複素数の積分を理解している複素数の積分ができない
フーリエ級数フーリエ級数の計算を正確にできるフーリエ級数を理解しているフーリエ級数を理解していない
フーリエ変換フーリエ変換の計算を正確にできるフーリエ変換を理解しているフーリエ変換を理解していない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
複雑な力学計算で便利な複素積分の基本的な計算方法と様々な定理を学習し、複素積分を正確に行えるようにする。
さらにフーリエ級数の意味を理解し、簡単な周期関数についてフーリエ係数の計算法を修得するとともに、フーリエ変換の意味と基本公式を理解できるようにする。

授業の進め方・方法:
[20分]前回の課題レポートの解説
[40分]板書を中心に教科書の基本事項を例題を交えながら座学形式で説明する
[30分]課題レポートの表面(基本問題)に取り組む
[自宅学習]課題レポートの裏面(応用問題)に取り組む
注意点:
事前学習:教科書を一読すること
事後学習:この科目は学修単位科目のため、毎回事後学習として、課題レポートの裏面(応用問題)に取り組むこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 複素数と複素関数   複素積分(1) 基本的な複素数の積分ができる
2週 複素数と複素関数   複素積分(2) 基本的な複素数の積分ができる
3週 複素数と複素関数   コーシーの積分定理(1) コーシーの積分定理を用いた複素数の積分ができる
4週 複素数と複素関数   コーシーの積分定理(2) コーシーの積分定理を用いた複素数の積分ができる
5週 複素数と複素関数   コーシーの積分表示 コーシーの積分表示を用いた複素数の積分ができる
6週 複素数と複素関数   数列と級数・関数 複素数の数列と級数の計算ができる
7週 複素数と複素関数   孤立特異点と留数 留数を求めることができる
8週 複素数と複素関数   留数定理 留数定理を使って複素積分の値を求めることができる
2ndQ
9週 前期中間試験
10週 フーリエ級数     周期2πの場合 フーリエ級数を計算することができる
11週 フーリエ級数     一般の周期関数(1) 一般の周期関数のフーリエ級数を説明できる
12週 フーリエ級数     一般の周期関数(2) 一般の周期関数のフーリエ級数を説明できる
13週 フーリエ級数     複素フーリエ級数 複素フーリエ級数ができる
14週 フーリエ変換     フーリエ変換と積分定理 フーリエ変換と積分定理ができる。
15週 前期期末試験
16週 答案返却 未習得内容を説明することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。3前6

評価割合

試験課題レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100