到達目標
1.工学技術者としての、デザイン技術の基本的思考能力を習得する。
2.自ら考え課題解決や創造的なデザインを行える程度の基本テクニックを習得する。
3.コスト、品質、安全を全体最適機能設計する力量やコミュニケーション基本技術を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
法律・規制 | 設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる | 多少の助言があれば、設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる | 設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できない |
マネージメント | VE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できる | 多少の助言があれば、VE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できる | VE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できない |
シミュレーション | 学んだことを使って、工場レイアウトができ、その理由など説明できる | 多少不備な点があるが、学んだことを使って、工場レイアウトができ、その理由など説明できる | 学んだことを使っても、レイアウトができず、どうしてそうすべきなどの説明ができない |
学科の到達目標項目との関係
C-1
説明
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JABEE C-1
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教育方法等
概要:
エンジニアリングデザイン能力をつけるため、設計評価、管理手法、生産システム設計等の工学的技術を学び、専門的応用能力を使った問題解決能力を育成する。情報収集、チームワーク活動、プレゼンテーション発表等の演習も実施する。
授業の進め方・方法:
各自で課題を考え、それを解決するのを実践する、そのように取り組むように進めていく。特に、工場レイアウト設計などの模擬設計、それのプレゼンテーションを行うなど、企業内で行われるようなことを演習として取り入れる。
注意点:
事前学習
教科書などに事前に目を通しておく
事後学習
演習で行ったことを、時間をとってどうすればもっと良いものにできるか、構想を練るなどのことを行う
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
デザイン工学教育と生産システムデザイン概論 |
デザイン工学教育と生産システムデザインについての概要を理解する
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2週 |
エンジニアリングデザインの進め方(PDCA)と計画書作成 |
PDCAサイクルの重要性、計画のボトルネックなどの用語を理解して使えるようにする
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3週 |
BS(ブレーンストーミング):KJ法、常識を破る、チーム |
BSなどの使用目的、利点を理解する
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4週 |
生産ライン設計: 工場運営シュミュレーション 操業計画 |
実際のシミュレーションの準備として、諸条件を理解する
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5週 |
生産ライン設計: 工場立地の選定要因 法規制 |
諸条件の実際についての理解を深める
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6週 |
管理システム 生産システム計画と予測 IE手法 |
生産管理の手法の、適用方法について理解する
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7週 |
管理システム 生産計画運用 トヨタ生産方式 |
生産管理の実際としてトヨタの手法を理解する
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8週 |
管理システム 購買と外注 在庫 |
生産管理につながる上下流の対応を理解する
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2ndQ |
9週 |
品質管理 TQM QC手法 ISO9000 |
TQCとISO9000について理解する
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10週 |
設備管理 TPM 設備保全 設備診断技術 |
設備の保守の必要性と、保守の頻度の決定方法を理解する
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11週 |
原価管理 原価管理の考え方 原価計算 損益分岐点 |
原価と販売個数、損益分岐点などの関連を理解する
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12週 |
原価管理 技術者の本務 原価低減手法 |
原価と技術者の取り組みを理解する
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13週 |
工場マネージメント 海外工場計画シュミュレーション |
今まで得た知識をもとに、シミュレーションに取り組む。
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14週 |
工場設計シュミュレーション プレゼンテーション |
工場レイアウトなどの実際を行う 全体にプレゼンを行い、振り返りを実施して、より理解を深める
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15週 |
試験答案返却・解答解説 |
間違った問題の正答を求めることが出来る
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート・内容 | 学習成果・態度等 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 30 | 20 | 100 |
能力 | 50 | 30 | 20 | 100 |