生産管理工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生産管理工学
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 知能機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】生産システム工学(日本機械学会)、【参考書】機械工学ポケットブック(オーム社)、機械工学必携(三省堂)、【参考書】機械工学ポケットブック(オーム社)、ISO9001:2009規格(日本規格協会)、機械工学必携(三省堂)
担当教員 原 圭介

到達目標

ものづくりにおける品質管理の基礎を習得し、生産現場の管理業務を知るために以下の項目を習得することを目的とする。
1.工学技術者としての、デザイン技術の基本的思考能力を習得する。
2.自ら考え課題解決や創造的なデザインを行える程度の基本テクニックを習得する。
3.コスト、品質、安全を全体最適機能設計する力量やコミュニケーション基本技術を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
法律・規制設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる多少の助言があれば、設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できる設計時に関わる、法律、ISOなどの規格、リスクマネジメントなどの項目が説明できない
マネージメントVE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できる多少の助言があれば、VE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できるVE、コスト管理能力、設備計画、品質管理などの適用方法を説明できない
シミュレーション学んだことを使って、製品の品質管理を検討し、その理由など説明できる多少不備な点があるが、、製品の品質管理を検討し、その理由など説明できる学んだことを使って、製品の品質管理を検討できず、どうしてそうすべきなどの説明ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「ものづくり」を支える生産現場において生産計画を正しく軌道にのせ、実現するために必要な工程管理、品質管理、資材管理、原価管理などの基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
製品をつくるための全工程と必要設備を把握し、基礎的なラインのシステム設計ができること。
品質管理と品質向上のために技術的に何が必要なのか主体的にアイデアを出すことができること。
注意点:
事前学習
 教科書などに事前に目を通しておく
事後学習
 演習で行ったことをどうすればもっと良いものにできるか思考し、改善のための構想を練るなどの学習を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生産管理の意義、生産方式の分類 生産管理の必要性と生産方式の分類を理解する。
2週 トヨタ生産方式 生産管理の実際としてトヨタの手法を理解する
3週 生産管理の仕組み(3M,QCD管理) 生産の効率要素と生産性指標を理解する
4週 安全管理、5S運動 安全管理である5S運動を理解する
5週 品質管理の基礎(PDCAサイクル、QC手法) PDCAサイクルとQC手法を理解する
6週 ISO9001 TQM TQCとISO9000について理解する
7週 管理図の種類と作製方法 製造工程の管理図と管理図の作成方法を理解する
8週 抜き取り検査、工程能力 生産管理につながる上下流の対応を理解する
TQCとISO9000について理解する
4thQ
9週 資材・購買管理 資材・購買管理を理解する
10週 設備管理
原価管理と損益分岐点
設備管理を理解する
工場会計の原価管理と損益分岐点を理解する
11週 標準作業と標準時間
生産の自動化・IT化
標準作業と標準時間を理解する
生産の自動化・IT化を理解する
12週 製品製造マネージメントのシュミュレーション 今まで得た知識をもとに、シミュレーションに取り組む。
13週 製品製造マネージメントのシュミュレーション 今まで得た知識をもとに、シミュレーションに取り組む。
14週 プレゼンテーション 全体にプレゼンを行い、振り返りを実施して、より理解を深める
15週 期末試験
16週  

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート・内容学習成果・態度等合計
総合評価割合503020100
能力503020100