情報処理Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 学生のための詳細C 中村隆一 著 東京電機大学出版局
担当教員 岩﨑 宣生

到達目標

1:C言語の基本知識を理解し、入出力のプログラムを作成できる。
2:整数計算と実数計算に関するプログラムを作成できる。
3:選択処理や反復処理のプログラムを作成できる。
4:基本的なフローチャートを描くことができる。
本講義で学ぶC言語を習得することで、アプリケーションソフトウェア開発などの仕事に役立てることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1C言語の構造を理解し、入出力、整数と実数の計算、選択処理、反復処理を用いた応用的なプログラムが記述できる。C言語の構造を理解し、入出力、整数と実数の計算、選択処理、反復処理を用いた基本的なプログラムが記述できる。C言語の構造を理解しておらず、入出力、整数と実数の計算、選択処理、反復処理を用いた基本的なプログラムが記述できない。

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
C言語によるプログラム作成に関する入門的な知識を習得し、講義内容に対応した演習を行う。データの入出力と整数や実数の計算を学習した後、選択処理と反復処理を学ぶ。
授業の進め方・方法:
シラバスの内容に基づいた講義を行い、その講義の内容に関連した演習を実施する。また、この科目は学修単位のため、事前事後学習として演習課題を実施する。
注意点:
事前学習:シラバスに記載された各項目について学習すること。
事後学習:毎回授業中に出題する演習課題を行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 プログラムの作成手順 プログラムの記述から完成までの一連の作業の流れを説明できる。
2週 入出力 printf関数を用いた入出力のプログラムが記述できる。
3週 代入と整数の計算 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。
4週 実数の計算 変数の概念を理解し、実数の四則演算のプログラムが記述できる。
5週 if文 if文を用いた選択処理のプログラムが記述できる。
6週 if~else文(その1) if~else文を用いた選択処理のプログラムが記述できる。
7週 if~else文(その2)、switch文 if~else文とswitch文を用いた選択処理のプログラムが記述できる。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 for文 for文を用いた反復処理のプログラムが記述できる。
10週 while文 while文を用いた反復処理のプログラムが記述できる。
11週 do~while文、無限ループ do~while文を用いた反復処理と無限ループのプログラム記述できる。
12週 演習 反復処理に関する演習を行い、for文、while文、do~while文を用いた基本的なプログラムが記述できる。
13週 反復処理の応用 反復処理を利用した応用的なプログラムが記述できる。
14週 2重の繰り返し 2重の繰り返しに関する基本的なプログラムが記述できる。
15週 期末試験 期末試験
16週 テスト返却と解説 1〜14週までの内容に基づく試験問題において、60%以上の正解率を得ることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。2後3
変数の概念を説明できる。2後4
データ型の概念を説明できる。2後4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。2後5,後6
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。2後9,後10,後11
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。2後12
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2後1
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。2後2
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。2後12
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2後1
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。2後1
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。2後6
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。2後12

評価割合

試験演習課題・小テスト合計
総合評価割合7030100
配点7030100