概要:
物質を構成する基本的な粒子(原子・イオン・分子)の構造と結合、および化学の基礎概念である物質量(モル)の考え方について学習することで化学反応を定量的に捉え、物質の変化について理解を深める。
授業の進め方・方法:
基本として、教科書の内容に沿って進め、演習問題や章末問題を解き、理解を深める。定期テストの他、小テストや授業レポートにより理解度を細かく確認し、自身の予習・復習に役立てる。
注意点:
予習:
次回の授業範囲を予習し、準備の上、授業に臨むこと
復習:
講義ノート・授業プリントなどを見直し、積極的に章末問題や問題集を自主的に解くこと
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(成績算出根拠の説明)、化学と人間生活、物質の成分、混合物の分離 |
身の回りの化学物質が、どのような役割を果たしているかを理解する。
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2週 |
元素、元素の確認、物質の三態 |
元素の周期律表を理解し、原子番号1番~20番の元素名、元素記号、原子量を記憶する。
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3週 |
原子の構造、同位体、電子配置、周期律表 |
原子の構造と電子配置から、原子番号と価電子の概念を理解する。
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4週 |
化学結合、イオン、イオン結晶、組成式 |
イオンの原理を理解し、身近な様々なイオン結晶について理解する。
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5週 |
共有結合、電子式と構造式、分子の形 |
共有結合の概念を理解し、イオン結合との違いを明確にする。
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6週 |
配位結合、電気陰性度、分子結晶、金属結合 |
様々な化学結合について、原子間に働く力と物質の特徴について説明できる。
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7週 |
化学結合と分子の分類、物質と用途 |
分子間に働く力を基に、物質の状態について説明できる。
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8週 |
おさらいと中間試験対策 |
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
試験返却・解説、原子の相対質量 |
物質の質量の概念を理解する。
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11週 |
原子量、分子量、式量 |
物質を構成する原子の数と物質の質量の関係を理解する。
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12週 |
物質量、アボガドロ数、気体の体積 |
物質量(モル)について、物質の質量・体積・粒子の数を基に説明できる。
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13週 |
溶液の濃度、化学反応式 |
化学反応式の記述方法を理解する。
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14週 |
化学反応式の量的関係 おさらいと期末試験対策 |
化学反応式の係数と物質の量的関係を理解する。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験解説 |
答案返却・解説
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後期 |
3rdQ |
1週 |
酸・塩基の定義と価数 |
酸・塩基の概念(定義)および、身近な酸・塩基の種類と電離を理解する。
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2週 |
酸・塩基の強弱、水素イオン濃度 |
身近な酸・塩基と、溶液中の水素イオン濃度を説明できる。
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3週 |
pH、指示薬と測定 |
中和滴定の概念と、指示薬やpHについて理解する。
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4週 |
中和反応と塩(量的関係) |
中和反応について説明できる。
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5週 |
中和反応と塩(量的関係) |
中和滴定実験の概要を説明し、量的関係を計算できる。
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6週 |
中和反応と塩(滴定曲線) |
中和滴定実験における器具と方法を理解する。
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7週 |
おさらいと中間試験対策 |
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験解説、酸化と還元、酸化数 |
酸化・還元の概念(酸素、水素、電子の授受)を理解する。
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10週 |
酸化剤と還元剤 |
酸化剤と還元剤およびその働きを理解する。
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11週 |
金属の酸化還元反応、イオン化傾向 |
金属のイオン化傾向を理解し、反応性の違いを説明できる。
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12週 |
電池のしくみ、金属の精錬 |
電池の働きを酸化還元反応の基に説明できる。
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13週 |
電気分解 |
電気分解につい説明できる。
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14週 |
1年間の総まとめと期末試験対策 |
1年間にわたる授業の総まとめと復習
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験解説 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学 | 化学 | 化学と現代の社会課題との関連性について説明できる。 | 3 | 前1 |
物質が原子からできていることについて説明できる。 | 3 | 前2 |
単体と化合物について説明できる。 | 3 | 前1 |
同素体について説明できる。 | 3 | 前2 |
純物質と混合物の区別について説明できる。 | 3 | 前1 |
混合物の分離法について理解し、適切な分離法を選択できる。 | 3 | 前1 |
原子の構造(原子核・電子)や原子番号、質量数について説明できる。 | 3 | 前3 |
同位体・放射性同位体について説明できる。 | 3 | 前3 |
原子の電子配置について電子殻を用いて書き表すことができる。 | 3 | 前3 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前4 |
イオン化エネルギーと電子親和力について説明できる。 | 3 | 前4 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 前4 |
原子番号と価電子の数との関係について考えることができる。 | 3 | 前5 |
元素の性質について価電子と周期律から考えることができる。 | 3 | 前5 |
イオンの化学式とイオンの名称について説明できる。 | 3 | 前5 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前5 |
イオン結晶の性質について説明できる。 | 3 | 前4 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 前5 |
極性と水素結合について説明できる。 | 3 | 前7 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | 前7 |
自由電子と金属結合について説明できる。 | 3 | 前6 |
金属の性質について説明できる。 | 3 | 前6 |
原子の相対質量と原子量について説明できる。 | 3 | 前10 |
物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 前12 |
分子量・式量について説明できる。 | 3 | 前11 |
気体の体積と物質量の関係について説明できる。 | 3 | 前12 |
化学反応式について反応物、生成物、係数を理解し、組み立てることができる。 | 3 | 前14 |
化学反応式を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前14 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 前13 |
質量パーセント濃度について説明でき、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前13 |
モル濃度について説明でき、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前13 |
酸・塩基の定義(アレニウスの定義、ブレンステッド・ローリーの定義)について説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
酸・塩基の化学式と酸・塩基の価数について説明できる。 | 3 | 後2 |
電離度と酸・塩基の強弱について説明できる。 | 3 | 後2 |
pHについて説明でき、pHと水素イオン濃度の計算ができる。 | 3 | 後3 |
中和反応を化学反応式で表すことができる。 | 3 | 後4,後5,後6 |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | 後4,後5,後6 |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | 後9,後10,後11 |
イオン化傾向について説明できる。 | 3 | 後11 |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 3 | 後11 |
一次電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後12 |
二次電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後12 |
電気分解反応について説明できる。 | 3 | 後13 |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 3 | 後13 |