電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 電気磁気学,コロナ社,石井良博 著
担当教員 竹下 慎二

到達目標

1. 静電界の基本法則に基づいて、電気工学に現れる電気・磁気現象を説明できる。
2. 第2種、第3種電気主任技術者認定試験に出題される静電界に関する問題のうち60%を解く
ことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
静電界の理解ガウスの法則を理解し、電界分布・電位分布の概形を描ける。ガウスの法則を用いて、電界を求めることが出来る。ガウスの法則を理解できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工学の専門科目を理解するために、電気磁気現象の直感的かつ数学的理解を目標とし、電気情報工学科の専門科目を学ぶための基礎を築く。本学年では、第2学年で学んだ静電界の知識をベクトル表記を用いて定式化し、主に静電界に関する学習を完成させる。また、次年度への導入として、静磁界の源である電流の定義についても学び、静磁界の基本を学ぶ。
授業の進め方・方法:
主に板書を主体として授業を進める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 小テスト 電荷・電場の復習 前年度に習った電荷と電場について基本的な内容を理解できる
2週 電荷・電場の復習 クーロン力、電場、ガウスの法則について理解できる
3週 電場のする仕事、電位と電場の関係 電位の定義、電位と電界の関係を理解できる
4週 電場 例題解説 例題を解き、理解できる
5週 電気双極子 電機双極子に作る電位や電場を理解する
6週 電気双極子 例題解説 例題を解き、理解できる
7週 ポアソン・ラプラス方程式 ポアソン・ラプラス方程式の意味を理解する
8週 小テスト 60%以上解くこと
2ndQ
9週 電気影像法 電気影像法による電場・電位の計算が出来るようになること
10週 静電容量 静電容量について理解すること
11週 キャパシタの接続・充電 合成静電容量の計算が出来るようになること
12週 キャパシタの接続・充電 例題解説 例題を解き、理解できる
13週 導体と誘電体 誘電体の定義や静電容量が増加するメカニズムを理解できること
14週 誘電体 極性分子、例題解説 極性分子に関わる例題を理解できること
15週 まとめ 前期の内容を理解できること
16週
後期
3rdQ
1週 テスト解説 テストの内容を理解すること
2週 電束 電束について理解すること
3週 誘電体の境界面の条件 異なる誘電体の境界面での電界の変化を理解できること
4週 静電エネルギー 静電エネルギーの計算が出来ること
5週 静電エネルギー 例題解説 例題を解き、理解できる
6週 電流 オームの法則、ジュールの法則を理解する
7週 電流 導体内部の電流 ミクロな始点での電流の計算が出来ること
8週 小テスト 60%以上解くこと
4thQ
9週 電流 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解すること
10週 磁界 電界との対応について理解できること
11週 磁力線、磁束密度、磁化 磁力線、磁束密度、磁化について理解する
12週 磁性体 強磁性体、常磁性体、反磁性体 強磁性体、常磁性体、反磁性体について理解する
13週 電流と磁界 アンペアの周回積分の法則を理解する
14週 電流と磁界 例題解説 例題を解き、理解できる
15週 まとめ 後期の内容を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

前期期末試験後期期末試験小テスト課題その他合計
総合評価割合2030302000100
基礎的能力152020150070
専門的能力510550025
分野横断的能力0050005