電気回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気回路Ⅰ
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 「例題で学ぶやさしい電気回路[直流編]」堀浩雄,森北出版  「例題で学ぶやさしい電気回路[交流編]」堀浩雄,森北出版
担当教員 岡部 弘佑,直井 弘之 ,森 徹

到達目標

1. オームの法則、キルヒホッフの法則等各種の解法を使って回路計算ができる。
2. 複素数やフェーザを用いて電圧・電流を表すことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
回路の基礎知識合成インピーダンスが求められる正弦波が理解できるオームの法則が理解できない
回路方程式接続点法を用いて回路方程式が解ける網目法を用いて回路方程式が解けるキルヒホッフの法則を理解できない
位相関係各種回路における電圧と電流の位相関係を導出できるRLC回路の位相関係を理解できる正弦波をフェーザ表示できる

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工学の基礎として重要な電気回路論のうち、直流・交流回路の基礎的事項を学習する。週3時間の内容は、2時間の講義と講義内容に対応した1時間の演習である。演習は、正解するまで受理されない。
授業の進め方・方法:
黒板を用いた座学形式で講義を進める.また毎週演習問題を課す.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 学習目標、授業・評価方法等の説明、専門用語と図説明 回路記号が理解できる
2週 電圧源と電流源 理想電源と実際の電源の違いを理解できる
3週 電圧降下 電圧降下の概念を理解できる
4週 電力の意味 電力の物理的意味を理解できる
5週 電力量 電力量の物理的意味を理解できる
6週 正弦波交流、瞬時値、振幅、周波数、位相角 正弦波の各種名称がわかる
7週 実効値 実効値が理解できる
8週 フェーザ表示、フェーザ図 正弦波のフェーザ表示が描ける
2ndQ
9週 これまでの復習
10週 複素数表示、直角座標形式、極座標形式 正弦波を各種表示に変換できる
11週 複素数の演算 複素数の演算において,適切な演算方法を選択できる
12週 交流における回路要素およびその性質 各回路要素とその性質を理解する
13週 インピーダンス、アドミタンス、フェーザ表示 インピーダンスとアドミタンスについて理解できる
14週 インピーダンス・アドミタンスの直列・並列接続 合成インピーダンスや合成アドミタンスを導出できる
15週 前期の復習
16週
後期
3rdQ
1週 直交座標形式・極座標形式による計算法 直交座標形式・極座標形式それぞれを計算できる
2週 キルヒホッフの法則とその適用例 キルヒホッフの法則を理解できる
3週 直列接続と電圧分布、閉回路における2点間の電位差 電圧分布を理解でき,2点間の電位差を導出できる
4週 並列接続と電流分布 電流分布を理解できる
5週 網目法による計算法とその適用例 網目法を用いて回路方程式を解ける
6週 クラメルの公式による計算法 クラメルの公式を用いた計算ができる
7週 接続点法による計算法とその適用例 接続点法を用いて回路方程式を解ける
8週 RLC各種接続 RLC各種接続回路のフェーザを求められる
4thQ
9週 これまでの復習
10週 Δ接続とY接続、Δ−Y変換 Δ-Y変換ができる
11週 直列回路における電圧と電流の位相関係 直列回路における電圧と電流の位相関係を求められる
12週 直列回路におけるベクトル軌跡と直列共振 直列回路におけるベクトル軌跡が描け,直列共振を理解できる
13週 並列回路における電圧と電流の位相関係 並列回路における電圧と電流の位相関係を求められる
14週 並列回路におけるベクトル軌跡と並列共振 並列回路におけるベクトル軌跡が描け,英列共振を理解できる
15週 総復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合7030100
基礎的能力403070
応用的能力30030