情報処理Ⅲ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理Ⅲ
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ゼロからはじめるVisualC#入門 藤本邦昭 森北出版
担当教員 岡部 弘佑

到達目標

本科目は情報系基礎科目の終盤にあたる科目で,共同開発による大規模プログラムの作成に役立つ.
(1) これまでに学習した選択処理、配列構造、関数、構造体を理解し、プログラムに利用できること。
(2) VisualC#言語を用いてGUIを用いたプログラムを記述できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラミングの要素データ型および変数の概念、代入や演算、制御構造の概念を理解し、関数を用いた応用的なプログラムを記述できるデータ型および変数の概念、代入や演算、制御構造の概念を理解し、関数を用いた基本的なプログラムを記述できるデータ型および変数の概念、代入や演算、制御構造の概念を理解し、関数を用いたプログラムを記述できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
C#言語を用いたプログラミング技術を講義・演習を通じて身につける。
授業の進め方・方法:
シラバスの内容をもとに講義を行い、その講義の内容に関連した演習課題を実施する
注意点:
事前学習:教科書を読んで授業内容を予習しておく
事後学習:毎回授業中に出題する演習課題を行う

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション,Visual Studioの使い方 Visual Studioで作成したプロジェクトファイルの場所がわかる
2週 C#における順次処理 C#を用いて順次処理プリグラムが作成できる
3週 C#における選択処理 C#を用いて選択処理ができる
4週 C#における配列 C#を用いて配列構造を構成できる
5週 メソッド C#を用いたメソッド処理が記述できる
6週 オブジェクト指向1 オブジェクト指向について概要を説明できる
7週 オブジェクト指向2 C#を用いてオブジェクト指向プログラミングが記述できる
8週 ファイル処理 C#を用いてファイルへの入出力ができる
4thQ
9週 自作アプリ作成1 自作アプリの仕様書が記述できる
10週 自作アプリ作成2 これまでに身につけた知識で自作アプリを制作できる
11週 自作アプリ作成3 これまでに身につけた知識で自作アプリを制作できる
12週 自作アプリ作成4
これまでに身につけた知識で自作アプリを制作できる
13週 自作アプリ作成5 自作アプリの説明書が記述てきる
14週 自作アプリ作成6 自作アプリを完成させる
15週 期末試験期間 期末試験期間
16週 自作アプリ講評

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4後2
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4後2,後3
変数の概念を説明できる。4後2,後3,後4
データ型の概念を説明できる。4後2,後3,後4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4後2,後3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4後2,後3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4後2,後3,後4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野(実験・実習能力)情報系分野(実験・実習能力)与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。4後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16

評価割合

課題・小テスト制作物合計
総合評価割合6040100
配点6040100