英語総合

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語総合
科目番号 0028 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 教科書: Vivid English Communication Ⅱ NEW EDITION(第一学習社)、教科書準拠のワークブック、参考書:『総合英語Be(4th Edition)』(いいずな書店)
担当教員 志村 幸紀

到達目標

英語を通じて積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする能力を伸ばすことで、国際的な技術者になるための基礎を身につける。
1. 事物に関する紹介や報告、対話や討論などを聞いて、情報や考えなどを理解したり、概要や要点をとらえたりする。
2. 説明、評論、物語、随筆などについて、速読したり精読したりするなど目的に応じた読み方をし、聞き手に伝わるように音読や暗唱を行う。
3. 聞いたり読んだりしたこと、学んだことや経験したことに基づき、情報や考えなどについて、話し合うなどして結論をまとめ、まとまりのある文章を書く。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コミュニケーションへの関心・意欲・態度コミュニケーションに大いに関心をもち、言語活動を積極的に行い、コミュニケーションを十分に図ろうとする。コミュニケーションに関心をもち、言語活動を行い、コミュニケーションを図ろうとする。コミュニケーションに関心をもてず、言語活動を行えず、コミュニケーションを図ろうとしない。
外国語表現の能力外国語で話したり書いたりして、情報や考えなどを適切に伝えることができる。外国語で話したり書いたりして、情報や考えなどをある程度伝えることができる。外国語で話したり書いたりして、情報や考えなどを伝えることができない。
外国語理解の能力外国語を聞いたり読んだりして、情報や考えなどを的確に理解することができる。外国語を聞いたり読んだりして、情報や考えなどをある程度理解することができる。外国語を聞いたり読んだりして、情報や考えなどを理解することができない。
言語や文化についての知識・理解外国語の学習を通して、言語やその運用についての知識をしっかりと身につけているとともに、その背景にある文化などをよく理解している。外国語の学習を通して、言語やその運用についての知識を身につけているとともに、その背景にある文化などを理解している。外国語の学習を通して、言語やその運用についての知識を身につけられず、その背景にある文化などを理解していない。

学科の到達目標項目との関係

D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.1年次で学習した内容を発展させ、基本的な語法に習熟する。また「聞く」「話す」「読む」「書く」の技能を高め、技術者に必要な実践的英語力を養う。
2. 種々の読み物を通して、英語圏に限らず世界各国の状況に触れ、国際的視野を広める。
3. 視聴覚教材等を活用してコミュニケーション能力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進めるが、学生を適宜指名し、教員と学生間の双方向のコミュニケーションにより理解が深まる授業を行う。
授業中に小テストを行い、また、課題を課すことがある。
授業時間で扱いきれない教科書の内容を、長期休暇中の自習課題とすることがある。
注意点:
事前学習:
授業準備(予習)をしておくことが望ましい。最低限、1)テキストに目を通し(ノートに写し)、2)単語の意味を辞書で確認しておいてください。

授業中:
授業の内容や理解すべきことを自分の言葉でノートに記入し、試験前などに参照できるようにしてください。自身の発言の際はしっかりと考え、クラスメイトの発言の際はしっかりと耳を傾けてください。

事後学習:
小テストや定期試験に備えて復習してください。また、学習内容に準じた課題が出された場合は、教科書やノートを見直して、内容の理解が深まるように課題に取り組んでください。

その他:
課題は期限までに提出し、期限を過ぎても必ず提出する努力をしてください。実用英検やTOEICなどの外部試験を積極的に活用してください。なお、これらの外部試験を受験した場合、その成績によっては評価に加点することがあります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Lesson 1 Japanese Athletes and English
「世界で活躍する日本人アスリートはどのようにして英語を習得しているのか。」
Part 1
1年間の授業の流れを理解する。
進行形
2週 Lesson 1 Part 2 & Part 3
受け身/S+V+C(=現在分詞・過去分詞)
3週 Lesson 1 Activity & Exercise
Lesson 2 Our Beloved Yellow Fruit
「世界中で愛されているバナナが危機にさらされている。バナナをおびやかしているものとは。」
Part 1
英語の音の特徴
seem to ~
4週 Lesson 2 Part 2 & Part 3 It is … (for A) to ~/強調
5週 Lesson 2 Activity & Exercise
Lesson 3 Preparing for Potential Risks
「自然災害について学び,防災への取り組みについて考える。」
Part1
主題文と支持文の関係
It is+形容詞+that-節
6週 Lesson 3 Part 2 & Part 3 完了形/完了形(受け身)
7週 Lesson 3 Activity & Exercise 指示表現や言いかえ表現
8週 前期中間試験
試験答案返却と解説
Lesson 4 To Make a More Open Society
「国際化にともなって日本社会は変化している。開かれた社会にするために必要なこととは。」
Part 1
S+V+O+O(=名詞節)
2ndQ
9週 Lesson 4 Part 2 & Part 3 関係代名詞(制限用法)/関係代名詞(非制限用法)
10週 Lesson 4 Activity & Exercise 文と文のつながりを示す語句①
11週 Lesson 5 True Love between a Cat and a Dog
「ネコのくぅと犬のしのがきずなを深め,ともに過ごした日々について読む。」
Part 1
群動詞(受け身)
12週 Lesson 5 Part 2 & Part 3 進行形(受け身)/関係副詞(制限用法)
13週 Lesson 5 Part 3 & Part 4 関係副詞(非制限用法)
14週 Lesson 5 Activity & Exercise 未知語の意味の推測
15週 試験答案返却と解説
Lesson 6 A Society with Drones
「ドローンにはメリットもデメリットもあるが,今後はどのように発展していくのだろうか。」
Part 1
「時」や「理由」などを表す副詞節
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 6 Part 2 & Part 3 分詞構文(現在分詞)/「推量」を表す助動詞
2週 Lesson 6 Part 3 & Part 4 助動詞+have+過去分詞
3週 Lesson 6 Activity & Exercise 文章全体の展開①
4週 Lesson 7 “Cloning" Cultural Properties
「文化財の保存と公開の両立を可能にするスーパークローン文化財について学ぶ。」
Part1
「時」や「理由」などを表す副詞節
5週 Lesson 7 Part 2 & Part 3 分詞構文(過去分詞)/関係代名詞 … 前置詞
6週 Lesson 7 Part 3 & Part 4 前置詞+関係代名詞
7週 Lesson 7 Activity & Exercise 句読法
8週 後期中間試験
試験答案返却と解説
Lesson 8 Peace Messages from Hiroshima
「さまざまな人が広島の地を訪れ,世界に向けて平和のメッセージを発信している。」
Part1
倒置
4thQ
9週 Lesson 8 Part 2 & Part 3 S+V+O+C(=原形不定詞・現在分詞)/S+V+O+C(=過去分詞)
10週 Lesson 8 Part 3 & Part 4 同格のthat
11週 Lesson 8 Activity & Exercise やり取りを工夫して続ける方法
12週 Lesson 9 Invigorating Our Local Community
「若者が積極的に地域社会に関わることでどのような効果があるだろうか。」
Part1
省略
13週 Lesson 9 Part 2 & Part 3 完了不定詞/All you have to do is (to) ~
14週 Lesson 9 Part 3 & Part 4 仮定法
15週 試験答案返却と解説
Lesson 9 Activity & Exercise
文と文のつながりを示す語句②
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前3,前7,前12
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前3,前7,前12
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前4,前6,前8,前11,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後13,後14
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前4,前6,前8,前11,後2,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後13,後14
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前3,前7,前12
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前5,前13,前14,後7
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前5,前13,前14,後7
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前4,前6,前8,前11,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前10,前13,前14,後7
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前5,前13,前14,後7
英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前10,前13,前14,後7
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前10,前13,前14,後7
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前5,前10,前13,前14,後7
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前10,前13,前14,後7
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前10,前13,前14,後7
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前1,前2,前4,前6,前8,前11,後1,後2,後3,後4,後5,後9,後10,後12,後13,後14
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前10,前13,前14,後7
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前5,前13,前14,後7
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前5,前13,前14,後7
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前5,前13,前14,後7
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前10,前13,前14,後7
合意形成のために会話を成立させることができる。3前10,前13,前14,後7
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前5,前10,前13,前14,後7

評価割合

定期試験提出物・小テスト合計
総合評価割合6040100
基礎的能力402060
応用的能力202040