概要:
ベクトル、行列および行列式などの線形代数の基本的事項を理解し、計算できることに重点をおいて学習する.
工学で現れる基礎方程式のほとんどがベクトルや行列を用いて表されており,技術者を目指す者全てが習得すべき事柄を学習する科目.
授業の進め方・方法:
講義を中心として問題演習や小テストを適宜実施する
注意点:
事前学習:教科書の予定範囲を読み、意味を忘れている用語や記号がないか確認しておくこと。事後学習:授業で解いた「教科書の問」に対応する「問題集のBASICの問」を解いて理解を確認すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 3 | 前1 |
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。 | 3 | 前2,前10 |
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。 | 3 | 前4,前5,前11 |
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。 | 3 | 前6 |
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。 | 3 | 前7,前8,前12,前13,前14 |
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。 | 3 | 後1,後5 |
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。 | 3 | 後7 |
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。 | 3 | 後12,後13 |
線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後2 |
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後7 |
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。 | 3 | 後3 |