科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 倫理
科目番号 0046 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業ごとにプリントで配布する
担当教員 中山 良子

到達目標

1.人と人との関係をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できるようになる。
2.人と科学技術をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人と人との関係をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できる人と人との関係をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えをおおむね記述できる人と人との関係をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できない
評価項目2人と科学技術をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できる人と科学技術をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えをおおむね記述できる人と科学技術をめぐる倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
政策/企業/人の三者関係の中で、技術者がもつべき/果たすべき倫理を理解し、社会における責任を理解する。また、多様な観点から問われる倫理を自覚し、自分自身の社会において果たすべき役割を自ら問う力を養う。
授業の進め方・方法:
倫理をめぐる、今日的、また、歴史的問題を出来るだけ具体的な事例に則して考える
注意点:
【事前学習】授業時に、次回の授業のテーマについて説明する。次の授業までに、自らの問題意識を持って、そのテーマに関する新聞記事や本などで読んでおくこと。【事後学習】人と倫理、科学技術と倫理に関して関心をもち、授業で得た知見を主体的に、かつ多角的に発展させる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人間関係の倫理① セクシュアリティと人/差別と人 授業内容を理解できる
2週 人間関係の倫理② 多様なセクシュアリティのあり様 授業内容を理解できる
3週 人間関係の倫理③ ジェンダーを捉える 授業内容を理解できる
4週 防災と倫理 津波避難と葛藤 授業内容を理解できる
5週 技術と社会 カネミ油症を考える 授業内容を理解できる
6週 戦争における倫理① 戦争と報道 授業内容を理解できる
7週 戦争における倫理② ベトナム戦争とPTSD 授業内容を理解できる
8週 戦争における倫理③ イラク戦争とモラルコラプション 授業内容を理解できる
2ndQ
9週 技術者倫理と人① 原子力発電所をめぐって 授業内容を理解できる
10週 技術者倫理と人② 政策/企業/人 授業内容を理解できる
11週 技術者倫理と人③ 技術とコスト、損害賠償 授業内容を理解できる
12週 公害と倫理① 水俣病を今考える 授業内容を理解できる
13週 公害と倫理② 環境倫理学 授業内容を理解できる
14週 報道と倫理 授業内容を理解できる
15週 倫理を考える 試験返却と解説 授業内容を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前12,前14
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前6,前7,前8
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前5,前12
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前2,前3,前13
企業には社会的責任があることを認識している。3前5,前6,前7,前12
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前2,前15

評価割合

定期試験授業での提出課題合計
総合評価割合7030100
配点7030100