到達目標
1. 電力伝送用設備の構造と役割を理解し、説明できること。
2. 電力伝送に関わる基本的な電気的特性や故障計算ができること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
送配電工学 | 電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や故障計算ができる | 電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や簡単な故障計算ができる | 電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や簡単な故障計算ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
送配電系統とは発電所から需要家までを結ぶ電力に関する流通機構である。電力を有効に伝送するための機器・設備の働きや、系統内の変動や擾乱に対して電力の流通を健全に保つ技術について説明する。
授業の進め方・方法:
学修単位科目のため、授業後に200分程度の自宅演習課題を課す
注意点:
・事前学習
エネルギーに求められるのは、安全、安定、運搬効率、変換効率であることを意識する
・事後学習
モノの名前とシステム内の役割・目的の名前を整理する
技術の分野なので、分類は明確では無いことにも留意する
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電力系統の構成 |
電力系統の構成について説明できる
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2週 |
送電線路 |
送電線路の種類について説明できる
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3週 |
架空送電線路の線路定数① |
架空送電線路における抵抗・インダクタンスについて説明できる
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4週 |
架空送電線路の線路定数② |
架空送電線路におけるキャパシタンス・コンダクタンスについて説明できる
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5週 |
送電線路の等価回路 |
送電線路の等価回路について説明できる
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6週 |
電力円線図、安定度 |
電力円線図、安定度について説明できる
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7週 |
異常電圧 |
異常電圧について説明できる
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8週 |
まとめと中間試験 |
これまでの学習内容をもとにした試験問題に解答することができる
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4thQ |
9週 |
故障計算 |
故障計算について説明できる
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10週 |
中性点接地方式 |
中性点接地方式について説明できる
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11週 |
電力系統の制御 |
電力系統の制御について説明できる
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12週 |
変電所と保護継電器 |
変電所と保護継電器について説明できる
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13週 |
配電方式 |
配電方式について説明できる
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14週 |
スマートグリッド |
スマートグリッドについて説明できる
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15週 |
変電・変換設備見学 |
変電・変換設備を見学し、そこで得られた知見についてレポートに記述することができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。 | 4 | |
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。 | 4 | |
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 100 |
配点 | 30 | 70 | 100 |