到達目標
1.データ構造の概念を理解し、与えられた問題に対してデータ構造にはバリエーションがあることが説明できる。
2.リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。
3.リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
データ構造の概念を理解し、与えられた問題に対してデータ構造にはバリエーションがあることが説明できる。 | データ構造の概念を理解し、与えられた問題に対してデータ構造によって、アルゴリズムが変化しうることについて自ら工夫して説明できる。 | データ構造の基本的な概念を理解し、与えられた問題に対してデータ構造のバリエーションがあることが説明できる。 | データ構造の基本的な概念を理解していない。または、データ構造にはバリエーションがあることを理解していない。 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。 | 基本的なデータ構造の概念と特徴を説明でき、同一問題に対して、選択したデータ構造によって、操作に関するアルゴリズムが変化しうることを説明できる。 | 基本的なデータ構造の概念について説明でき、それぞれのデータ構造の操作を示すことができる。 | 基本的なアデータ構造の概念について説明できない。または、基本的なデータ構造の操作を示すことができない。 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。 | 基本的なデータ構造について、自ら工夫してデータ構造の定義・操作するプログラムを作りあげることができる。 | 基本的なデータ構造について、具体的な手順を示すとデータ構造の定義・操作するプログラムを作ることができる。 | 基本的なデータ構造の定義・操作するプログラムが自力で
作ることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「アルゴリズムⅠ」で習得した探索などアルゴリズムを応用し、プログラムで扱うデータに適したデータ構造を学習する。2年生で習得した配列、構造体とポインターを復習した後、リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を学習する。基本的なデータ構造の概念と操作を説明した後、総合演習を行う。
授業の進め方・方法:
講義を中心として確認課題と総合演習を適宜実施する。
注意点:
事前学習:教科書の予定範囲を読み、意味が分からない言葉や記号をメモすること。事後学習:授業で学習した内容に関する教科書や配布した資料を復習し、理解を確認すること。
特別配慮が必要な学生に対して、総合評価割合が変更する場合がある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
データ構造
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データ構造にはバリエーションがあることが説明できる。
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2週 |
ポインタ |
ポインタの定義、ポインタ変数の宣言、ポインタ演算子について説明できる。
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3週 |
構造体 |
構造体の定義、構造体変数の宣言、代入、参照の説明ができる
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4週 |
リスト構造 |
リスト構造の概念を説明できる。
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5週 |
リスト構造の探索・挿入 |
リスト構造の操作を説明できる。
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6週 |
リスト構造の削除・ポインタによるリストの操作 |
リスト構造の操作を説明できる。
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7週 |
総合演習1
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配列・構造体・リスト構造を実装できる。
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8週 |
スタックの基本・配列によるスタック |
スタックの概念を説明できる。
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4thQ |
9週 |
リストによるスタックの操作 |
スタックの操作を説明できる。
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10週 |
キュー・配列によるキュー |
キューの概念を説明できる。
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11週 |
リストによるキューの操作 |
キューの操作を説明できる。
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12週 |
木構造・2分木の作成 |
木構造の概念を説明できる。
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13週 |
2分木の探索・走査 |
木構造の操作を説明できる。
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14週 |
総合演習2 |
スタック、キュー、木構造の基本的なデータ構造を実装することができる。同一問題に対して、選択したデータ構造によって、アルゴリズムが変化しうることを説明できる。
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15週 |
期末試験 |
期末試験
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16週 |
総復習と試験解説 |
間違ったところについて修正できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | ソフトウェア | コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 4 | 後1 |
同一の問題に対し、選択したデータ構造によってアルゴリズムが変化しうることを説明できる。 | 4 | 後1,後8,後9,後10,後11 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
リスト構造、スタック、キュー、木構造などの基本的なデータ構造を実装することができる。 | 4 | 後7,後14 |
評価割合
| 試験 | 総合演習 | 確認課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 100 |
配点 | 50 | 20 | 30 | 100 |