電気磁気学Ⅱ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気磁気学Ⅱ
科目番号 0066 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 電気磁気学,コロナ社,石井良博 著
担当教員 溝川 辰巳

到達目標

1. 静電界、静磁界,時間変化する電磁界の基本法則に基づいて、電気工学に現れる電気・磁気現象を説明できる。
2. 第2種、第3種電気主任技術者認定試験に出題される電気・磁気の問題のうち60%を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電磁波の理解電磁波の特徴を理解し、ポインティングベクトルの計算、媒質の影響、特性インピーダンスの計算が出来ること。電磁波の性質が理解できること。電磁波の性質が理解できない。
静磁界の理解アンペアの法則、ビオ・サバールの法則を理解し応用問題が解けること。電磁力の計算ができること。アンペアの法則が理解でき、簡単な問題が解けること。アンペアの法則が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
第3学年で学んだ電気磁気学の知識をもとに、電気工学の専門科目を理解するために、電気磁気現象の直感的、数学的理解を目標とし、電気情報工学科の専門科目を学ぶための基礎を築く。
授業の進め方・方法:
主に板書・パワーポイントを中心に授業を進める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 渦電流 渦電流が発生する原理とその応用について学ぶ
2週 磁気回路 等価回路としての磁気回路の設計や計算方法を学び、回路中に発生する磁束が計算できるようになること。
3週 表皮効果 現象としての表皮効果を理解する。
4週 演習 1-3週までの演習問題を60%以上解けること
5週 インダクタンスの計算 様々なインダクタンスの計算ができる。
6週 ラプラス・ポアソン方程式 ラプラス・ポアソン方程式の式の意味を理解し、応用問題が解けること。
7週 演習 演習問題を60%以上解けること
8週 小テスト 小テストを60%以上解けること
4thQ
9週 マクスウェル方程式 変位電流 変位電流が空間中に発生し、電界の時間変化によるものだと理解する
10週 マクスウェル方程式 電束の発散、磁界の回転 ガウスの法則の理解を絵と式から理解を深めること、アンペアの法則の理解を深めること
11週 マクスウェル方程式 電磁波・波動方程式 電磁波の定義と波の性質を理解すること
12週 マクスウェル方程式 平面波 電磁波を簡略化した平面波を元に電磁波の理解を深めること
13週 マクスウェル方程式 ポインティングベクトル 電磁波が持つ電力を計算できること。
14週 演習 マクスウェル方程式に関連した問題を60%以上解けること
15週 期末試験 期末試験
16週 まとめ 電気磁気学と各種現象との関連性を学ぶ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験小テスト課題合計
総合評価割合403030100
基礎的能力30202070
専門的能力1051025
分野横断的能力0505