送配電工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 送配電工学
科目番号 0070 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 電力工学(江間敏、甲斐隆章、コロナ社)
担当教員 山吹 巧一

到達目標

1. 電力伝送用設備の構造と役割を理解し、説明できること。
2. 電力伝送に関わる基本的な電気的特性や故障計算ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
送配電工学電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や故障計算ができる電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や簡単な故障計算ができる電力伝送用設備の構造と役割を理解し、電力伝送に関わる基本的な電気的特性や簡単な故障計算ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
送配電系統とは発電所から需要家までを結ぶ電力に関する流通機構である。電力を有効に伝送するための機器・設備の働きや、系統内の変動や擾乱に対して電力の流通を健全に保つ技術について説明する。
授業の進め方・方法:
黒板もしくはパワーポイントを用いた座学形式で講義を進める.定期試験以外にレポート及び小テストにより評価を行う.
注意点:
・事前学習
 エネルギーに求められるのは、安全、安定、運搬効率、変換効率であることを意識する
・事後学習
 モノの名前とシステム内の役割・目的の名前を整理する
 技術の分野なので、分類は明確では無いことにも留意する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電力系統の構成 電力系統の構成について説明できる
2週 送電線路 送電線路の種類について説明できる
3週 架空送電線路の線路定数① 架空送電線路における抵抗・インダクタンスについて説明できる
4週 架空送電線路の線路定数② 架空送電線路におけるキャパシタンス・コンダクタンスについて説明できる
5週 送電線路の等価回路① 短距離送電線路の等価回路について説明できる
フェランチ現象について説明できる
6週 送電線路の等価回路② 中距離・長距離送電線路の等価回路について説明できる
7週 電力円線図 電力円線図について説明できる
8週 安定度 安定度について説明できる
4thQ
9週 異常電圧 異常電圧について説明できる
10週 異常電圧 故障計算について説明できる
11週 中性点接地方式 中性点接地方式について説明できる
12週 電力系統の制御 電力系統の制御について説明できる
13週 変電所と保護継電器 変電所と保護継電器について説明できる
14週 配電方式 配電方式について説明できる
15週 期末試験 期末試験
16週 スマートグリッド スマートグリッドについて説明できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。4
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。4
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4

評価割合

試験レポート小テスト合計
総合評価割合404020100
基礎的能力0000
専門的能力404020100
分野横断的能力0000