電気材料

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気材料
科目番号 0071 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 澤岡 昭著,「電子・光材料 基礎から応用まで」,森北出版
担当教員 直井 弘之

到達目標

電気電子材料の基礎特性や応用について説明できる。(C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気電子材料の基礎特性や応用基礎特性や応用について説明できる。基礎特性や応用について基礎的なことが説明できる。基礎特性や応用について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
本科目は、大学やベンチャー企業にて半導体材料やデバイスの開発に従事していた教員が、その経験を活かし、電気・電子・情報工学分野における技術革新を支える電気電子材料の基礎と応用について、講義形式で授業を行うものである。
本科目の知識が活かされる学問(科目):専攻科の電気電子工学特論やセンサー工学、大学での材料工学や固体物理学関連科目等
本科目の知識が活かされる仕事:各種の電子・光・誘電・磁気材料の製造メーカーやそれらの材料を使った各種の電子部品・デバイス製造メーカー等
授業の進め方・方法:
授業計画に沿って講義を行う。講義内容に関連した演習プリントを自宅学習として課す。
注意点:
事前学習:受講前に教科書の授業範囲を事前に読んでおくこと
事後学習:原則、毎授業後に授業に関する演習プリントを出すので、自分で解いて、次回授業時に提出すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション:学習目標・授業・評価方法等の説明 学習目標・授業・評価方法等を理解する。
2週 材料を学ぶために:結晶構造,化学結合,電子配列 結晶構造,化学結合,電子配列を説明できる。
3週 導電材料と絶縁材料:電気伝導と抵抗,導電材料,サーミスタ等,絶縁材料 電気伝導と抵抗,導電材料,サーミスタ等,絶縁材料について説明できる。
4週 誘電材料:電気分極,コンデンサ,チタン酸バリウム 電気分極,コンデンサ,チタン酸バリウムについて説明できる。
5週 圧電材料:圧電効果,圧電材料,電歪材料 圧電効果,圧電材料,電歪材料について説明できる。
6週 磁気材料:磁気的性質,硬質強磁性体,軟質強磁性体 磁気的性質,硬質強磁性体,軟質強磁性体について説明できる。
7週 磁気記録材料:磁気記録,磁気テープ材料,ハードディスク材料 磁気記録,磁気テープ材料,ハードディスク材料について説明できる。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 半導体材料:半導体の電気伝導,p型・n型半導体,pn接合 半導体の電気伝導,p型・n型半導体,pn接合について説明できる。
10週 半導体材料:シリコンの結晶成長,LSIの製造,化合物半導体 シリコンの結晶成長,LSIの製造,化合物半導体について説明できる。
11週 光材料:発光素子,受光素子,撮像デバイス,光ファイバ 発光素子,受光素子,撮像デバイス,光ファイバについて説明できる。
12週 ディスプレイ材料:液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,有機EL,透明導電膜,CD,DVD 液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,有機EL,透明導電膜,CD,DVDについて説明できる。
13週 エネルギー材料:太陽光発電,太陽電池,蓄電池,燃料電池 太陽光発電,太陽電池,蓄電池,燃料電池について説明できる。
14週 超電導材料:超電導現象,超電導材料 超電導現象,超電導材料について説明できる。
15週 期末試験 期末試験
16週 超伝導材料の応用 超電導材料の応用について説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000