到達目標
メカトロニクス分野に関する電気主任技術者第2種国家試験問題を60%以上解けるレベルになることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
センサ技術 | 機械量を検出するセンサについて説明でき、位置・変位・力等の検出のセンサの原理と特徴を説明できる。 | 機械量を検出するセンサの原理と特徴を基本的に説明できる | 機械量を検出するセンサの原理と特徴を基本的に説明できない |
アクチュエータ | 代表的なアクチュエータについて、種類と特長及び応用を説明することができる。 | 代表的なアクチュエータについて、その種類と特長を説明することができる。 | 代表的なアクチュエータについて、その種類と特長を説明することができない |
システム制御 | 伝達関数及びシーケンス制御のメカニズムと応用ができる。 | 伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。 | 伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
メカトロニクスの基本となる機械要素、アクチュエータ、センサ技術、駆動回路、制御技術について基礎的事項を身につけさせるように、実例に即した説明を行う。
授業の進め方・方法:
講義を中心として課題演習を適宜実施する
注意点:
事前学習:教科書の予定範囲を読み、意味が分からない言葉や記号をメモすること。事後学習:授業で学習した内容に関する教科書や配布した資料を復習し、理解を確認すること
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション(学習目標、授業、評価方法等の説明)、メカトロニクス概要(メカトロニクスの特徴、分類、構成要素) |
メカトロニクスの特徴と分類、メカトロニクスの構成要素の説明ができる
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2週 |
センサ技術(センサの概要、位置の検出、変位の検出) |
センサ技術(センサの概要、位置の検出、変位の検出)の説明ができる
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3週 |
センサ技術(速度の検出、加速度の検出、力の検出) |
センサ技術(速度の検出、加速度の検出、力の検出)の説明ができる
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4週 |
機構(機構概要、線形変換機構) |
機構(機構概要、線形変換機構)の説明ができる
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5週 |
機構(非線形変換機構) |
機構(非線形変換機構)の説明ができる
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6週 |
シーケンス制御(シーケンス制御概要、シーケンス図) |
シーケンス制御概要の説明ができ、簡単なシーケンス図をかける
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7週 |
シーケンス制御(リレー、接点、タイマ) |
リレー、接点、タイマを用いた簡単なシーケンス図をかける
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8週 |
中間試験 |
中間試験
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4thQ |
9週 |
システム制御理論(伝達関数) |
伝達関数の説明ができる
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10週 |
システム制御理論(伝達関数の演習、フィードフォワード制御) |
伝達関数の演習問題を解くことができ、フィードフォワード制御の説明ができる
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11週 |
システム制御理論(フィードバック制御) |
フィードフォワード制御とフィードバック制御の違いを説明できる
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12週 |
PID制御 |
PID制御の説明ができる
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13週 |
PID動作、制御 |
PID動作、制御について説明ができる
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14週 |
アクチュエータ(概要、アクチュエータの分類、DCサーボモータ、ACサーボモータ、ステッピングモータ) |
アクチュエータの概要、分類、各種モータの特徴を説明できる
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15週 |
期末試験 |
期末試験
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16週 |
パワーエレクトロニクス(チョッパ、インバータ、PWMインバータ等)、情報機器、産業用ロボット |
PWMインバータ等のパワーエレクトロニクスの説明ができ、産業用ロボット等の近年の応用例を説明できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
配点 | 70 | 30 | 100 |