発変電工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 発変電工学
科目番号 0073 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:電力工学(江間敏、甲斐隆章、コロナ社),参考書:よくわかる発変電工学(電気書院)
担当教員 山吹 巧一

到達目標

1.水力・火力・原子力発電の原理と設備の概要を理解し、説明できること。
2.新エネルギーを用いた発電の原理と設備の概要を理解し、説明できること。
3.各種発電方式のメリット・デメリットを踏まえて、エネルギーのベストミックスについての自分なりの意見を説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
水力・火力・原子力発電の原理と設備水力・火力・原子力発電の原理と設備の概要を理解し、説明できる水力・火力・原子力発電のうち二つ以上の原理と設備の概要を理解し、説明できる水力・火力・原子力発電の原理と設備の概要を理解し、説明できない
新エネルギーを用いた発電の原理と設備3種以上の新エネルギーを用いた発電の原理と設備の概要を理解し、説明できる2種以上の新エネルギーを用いた発電の原理と設備の概要を理解し、説明できること新エネルギーを用いた発電の原理と設備の概要を理解し、説明できない
エネルギーのベストミックス各種発電方式のメリット・デメリットを踏まえて、エネルギーのベストミックスについて、他人の意見も尊重したうえで、自分なりりの意見を説明できるエネルギーのベストミックスについての自分なりの意見を検討できるエネルギーのベストミックスについての自分なりの意見を持てない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
発電のための主要なエネルギーである水力・火力・原子力、および近年一層の利用が期待される太陽光・風力等の新エネルギーについて基礎理論と実設備への適用について説明する。
授業の進め方・方法:
パワーポイントを用いた座学形式の講義および再生可能エネルギーに関するディベートを行う。
注意点:
事前学習: 事前に教科書を読み、重要と思われる用語や考え方についてインターネットを用いて、情報収集を行っておく。
事後学習: 講義中に提示される学習課題について取り組む。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 発変電設備の概要  発変電設備の概要について概観できる
2週 火力発電 火力発電の仕組み 火力発電を初めとする汽力発電の仕組みを説明できる。
3週 火力発電 熱-機械エネルギー変換 熱-機械エネルギー変換関する基本事項を説明できる。
4週 原子力発電 原子力発電の仕組み・設備 原子力発電の仕組み・設備を説明できる。
5週 原子力発電 放射性廃棄物の処理 放射性廃棄物の処理の方法について説明できる。
6週 水力発電 水力発電の仕組み 水力発電の仕組みを説明できる。
7週 水力発電 水力発電の設備 水力発電の設備を説明できる。
8週 太陽光発電 太陽光発電の仕組み・設備を説明できる。
2ndQ
9週 風力発電 風力発電の仕組み・設備を説明できる。
10週 燃料電池・海洋エネルギー発電
燃料発電・海洋エネルギー発電の仕組み・設備を説明できる。
11週 地熱発電・太陽熱発電 地熱発電・太陽熱発電の仕組み・設備を説明できる。
12週 新エネルギー活用に関するディベート 
実施に当たっての説明
各種新エネルギー発電方式のメリット・デメリットについて復習する
13週 新エネルギー活用に関するディベート 
準備
新エネルギー活用に関するディベートのための準備を行う
14週 新エネルギー活用に関するディベート 
実施
新エネルギー活用に関するディベートを実施する
15週 期末試験 期末試験
16週 新エネルギー活用に関するディベート 
反省検討会
他者とのディベートを通して、各種のエネルギー方式についての知識の定着を深め、エネルギーのベストミックスに関する自身の意見を持つ。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。4前1,前12,前13,前14
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。4前1
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

自宅学習成果報告ディベート小テスト定期試験合計
総合評価割合24281830100
基礎的能力680014
専門的能力1210182060
分野横断的能力61001026