英語A

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語A
科目番号 0091 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『SUCCESSFUL STEPS FOR THE TOEIC L&R TEST』(成美堂) 教科書以外のリスニング教材、模擬テストなど
担当教員 平山 規義,森川 寿

到達目標

1.TOEICの試験形式に慣れ、リスニング・リーディングの各パートの問題に適切な対応ができる。
2.職場や社会生活において、一定の的確さと適応性をもって英語を理解したり伝えたりすることができる。
3.ビジネスの場で必要な知識とよく使われる英語表現を身につけ、かつ異文化理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(80%以上習熟できている)標準的な到達レベルの目安(60~79%習熟できている)未到達レベルの目安(59%以下しか習熟できていない)
Reading論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を読み、その概要や必要な情報を理解できる。(TOEIC Reading Section: 200以上)論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を、辞書を使いながら読めば、その概要や必要な情報を理解できる。(TOEIC Reading Section: 200)論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を、辞書を使ってもを理解することが難しい(TOEIC Reading Section: 200以下)
Listening自分の専門分野に関する内容について、その概要や実験・作業の手順を理解することができる。(TOEIC Listening Section: 250以上)自分の専門分野に関する内容について、はっきりとした発音で説明されれば、その概要や実験・作業の手順を理解することができる。(TOEIC Listening Section: 250)自分の専門分野に関する内容について、はっきりとした発音で説明されてもその概要や実験・作業の手順を理解することが難しい。(TOEIC Listening Section: 250以下)
Writing自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、豊かな語彙や表現を使って書くことができる。自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、基礎的な語彙や表現を使って書くことが難しい。
Speaking自分の専門分野に関して、英語でプレゼンを行い、内容に関してやり取りができる。自分の専門分野に関して、平易な英語でプレゼンを行い、内容に関して簡単なやり取りができる。自分の専門分野に関して、英語でプレゼンを行い、内容に関してやり取りをすることが難しい。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
TOEIC形式のリスニング・リーディング教材を用いて、短時間で必要な情報を聞き取り、読み取る能力の充実を図る。とくに「聴く」「読む」の2技能について英語力の伸張を図る。TOEICの団体受験(IP)を実施して、個々の英語力把握と向上に努める。
授業の進め方・方法:
事前学習:各ユニットのVocabulary Builderのページで、重要な単語や表現を調べておく。あらかじめ、自分の出来る範囲でPart 1~7の設問に解答して、授業で集中すべき点を整理しておく。
授業内容:事前学習が大前提なので、問題の答え合わせと解説を行う。Listening Sectionでは、英語の言い回しについて解説し、さらにスクリプトテストを用いて、どれだけ聞き取れているかを確認する。Reading Sectionでは、複雑な文法の説明や、単語・熟語の解説を行う。
事後学習:正答を得るだけで満足せず、Listening Sectionでは、CDを何度も聴き直してシャドウイングし、音読したり筆写したりして問題文をいつでも使えるようにする。Reading Sectionでは、Part 5の文法問題では要点を確認し、Part 6・7では社会生活やビジネス・シーンで頻出する表現を繰り返し練習する。ここでも音読・筆写は有用な手段である。さらに、長文問題では自分で設問を作成してみるのも能力向上に役立つであろう。
注意点:
TOEIC TESTとは:
Test of English for International Communication の頭文字を取ってつけられた名称である。英語を母語としない人たちのための英語コミュニケーション能力を測るテストで、題材には、一般の社会生活およびビジネス・シーンで起こりがちな状況が取り上げられている。
スコアは正答数で決まる。Listening SectionとReading Sectionの各正答数が5点から495点の間の点数にそれぞれ換算される。トータル・スコアは、両方のセクションを合計して10点から990点までの点数で表される。
試験時間は2時間で、マークシート方式によるテストである。受験者は、Part 2では3個、それ以外は4個の選択肢から、正解と思われるもの一つを選び、解答用紙にマークする。テストは200問あり、Listening Section 100問とReading Section 100問に分かれている。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション  Unit 1: Entertainment シラバスの内容を理解し、TOEICの問題形式に慣れる。
Part 1, Part 2, Part 3 (文型・名詞) 
2週 Unit 1: Entertainment Part 4, Part 5, Part6
3週 Unit 1: Entertainment
& Unit 2: Personnel
Part 7
Part 1, Part 2, Part 3 (現在形・代名詞)
4週 Unit 2: Personnel Part 4, Part 5
5週 Unit 2: Personnel Part 6, Part 7
6週 Unit 3: Office Work & Supplies Part 1, Part 2, Part 3 (過去形・形容詞)
7週 Unit 3: Office Work & Supplies Part 4, Part 5, Part6
8週 Unit 3: Office Work & Supplies
& Unit 4: Office Messages
Part 7
Part 1, Part 2, Part 3  (未来を表す表現・冠詞)
2ndQ
9週 中間試験(TOEIC IP TEST)
10週 Unit 4: Office Messages Part 4, Part 5
11週 Unit 4: Office Messages
& Unit 5: Eating Out
Part 6, Part 7
Part 1, Part 2  (進行形・副詞)
12週 Unit 5: Eating Out Part 3, Part 4
13週 Unit 5: Eating Out Part 5, Part 6, Part 7
14週 Unit 6: Technology Part 1, Part 2, Part 3 (完了形・比較)
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説
Unit 6: Technology
Part 4, Part 5
後期
3rdQ
1週 Unit 6: Technology
& Unit 7: Research & Merchandise Development
Part 6, Part 7
Part 1, Part 2 (助動詞・動詞)
2週 Unit 7: Research & Merchandise Development Part 3, Part 4
3週 Unit 7: Research & Merchandise Development Part 5, Part 6, Part 7
4週 Unit 8: Finance & Budgets
Part 1, Part 2, Part 3 (受動態・不定詞)
5週 Unit 8: Finance & Budgets Part 4, Part 5
6週 Unit 8: Finance & Budgets
& Unit 9: Purchases
Part 6, Part 7
Part 1, Part 2 (時制の一致・分詞)
7週 Unit 9: Purchases Part 3, Part 4
8週 中間試験(TOEIC IP TEST) TOEIC IP TEST
4thQ
9週 Unit 9: Purchases Part 5, Part 6, Part 7
10週 Unit 10: Manufacturing Part 1, Part 2, Part 3 (主語と動詞の呼応・動名詞)
11週 Unit 10: Manufacturing Part 4, Part 5
12週 Unit 10: Manufacturing
& Unit 11
Part 6, Part 7
Part 1, Part 2 (仮定法・他)
13週 Unit 11 Part 3, Part 4
14週 Unit 11 Part 5, Part 6, Part 7
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説
Unit 12
Part 1, Part 2, Part 3 (平叙文・関係詞)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3

評価割合

試験(TOEIC IP TEST, 期末試験)平常点(小テスト・提出物、授業中の参加・予習の度合い)合計
総合評価割合6040100
配点6040100