到達目標
受講生が環太平洋地域の文化や社会に関心を持ち、自分なりに評価し、自分がどのように関わっているのかを考え、記述することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
環太平洋地域の文化や社会への理解 | 講義ノートを参考にすれば理解した内容を500字程度の作文として論述することができる。 | 講義ノートを参考にすれば、理解した内容を300字程度の作文として論述することができる。 | 講義の内容を記述することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義は、環太平洋地域における「人の国際移動」や「多文化共生社会」の現状と課題について様々な国の事例から学びます。太平洋でつながった国々(オーストラリア、サモア、フィリピン、メキシコなど)の歴史や政治の背景から、移民の受け入れや送り出しにおける国際移動の発生要因や影響を明らかにしていきます。
授業の進め方・方法:
1. 教員による講義
2. 受講生主体のディスカッション、ワークショップ
3. ビジュアル教材、新聞記事の活用
注意点:
ハンドアウトは基本的には配布しません。ノートに講義内容をまとめるなど、頭と手を使い、積極的に学ぶ姿勢を評価します。原則、授業中のパワーポイントをスマホで撮影することを禁止します。毎回の講義内容をノートやパソコンにまとめる癖をつけてください。復習として、その講義内容をもう一度自分で見返しながら理解することを推奨します。
配慮が必要な学生は事前に申し出てください。
本授業はグローバルエンジニア育成事業レベル3で実施する。
レベル3:英語使用割合(テキスト:50%以上、説明:81%以上)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス:環太平洋地域とはどこか |
授業に参加し、環太平洋地域の概観を理解する。
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2週 |
ハワイ社会と移民 |
ハワイ社会と移民受け入れの歴史、現在の多文化主義について理解する。
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3週 |
ミクロネシア社会と移民 |
ミクロネシアの地理的政治的背景について理解を深め、現状を理解する。
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4週 |
サモア社会と移民 |
サモアの地理的政治的背景について理解を深め、現状を理解する。
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5週 |
ニュージーランド社会と移民 |
ニュージーランド社会と移民受け入れの歴史、現在の多文化主義について理解する。
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6週 |
オーストラリア社会と移民 |
オーストラリア社会と移民受け入れの歴史、現在の多文化主義について理解する。
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7週 |
フィリピン社会と移民(1) |
フィリピンの地理的政治的背景について学び、移民送り出し国になっていた背景を考察する。
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8週 |
フィリピン社会と移民(2) |
フィリピンの移民の半数以上が女性であることの背景と世界的な「移民の女性化」との関連について理解を深める。
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4thQ |
9週 |
フィリピン社会と移民(3) |
移民労働者だけではなく、子どもたちも移動していることについてワークショップをしながら理解を深める。
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10週 |
香港社会と移民 |
香港社会における移民労働者の役割や労働力の分業について理解する。
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11週 |
韓国社会と移民 |
韓国における「多文化家族支援法」から、韓国社会における移民受け入れの現状を理解する。
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12週 |
日本社会と移民 |
近年の在日外国人の統計から、どのような歴史的背景があるのか考察する。
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13週 |
アメリカ社会と移民 |
移民国家と呼ばれるアメリカにおける歴史的な多文化主義と、その帰結について理解を深める。
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14週 |
ペルー社会と移民 |
南米ペルーにおける日系移民とその「還流」について理解を深める。
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15週 |
筆記・論述試験 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 平常点 | 提出物 | | | | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 30 | 30 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |