高電圧工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 高電圧工学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:高電圧・絶縁工学 小崎正光 オーム社
担当教員 山吹 巧一

到達目標

高電圧下での物質(気体・液体・固体)の振る舞いや絶縁破壊の形態を説明できる
高電圧発生装置の動作原理を説明できる
高電圧測定法を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
高電圧下の物質の振る舞い高電圧下の物質の振る舞いが説明できる高電圧下の物質の基本的な振る舞いが説明できる高電圧下の物質の振る舞いが説明できない
絶縁評価絶縁評価の手法を説明できる絶縁評価の手法の概略を説明できる絶縁評価の手法を説明できない
電力用高電圧機器電力用高電圧機器の機能・特徴を説明できる電力用高電圧機器の機能・特徴を簡単に説明できる電力用高電圧機器の機能・特徴を説明できない
高電圧発生装置高電圧発生装置の動作原理を説明できる高電圧発生装置の動作原理を簡単に説明できる高電圧発生装置の動作原理を説明できない
高電圧測定法高電圧測定法を説明できる高電圧測定法を簡単に説明できる高電圧測定法を説明できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
物質の絶縁劣化・絶縁破壊にいたるメカニズムを学び、電力用高電圧機器材料に求められる特性を理解する。
絶縁体の劣化診断方法および高電圧の発生・測定法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学形式の講義を中心とするが、高電圧の発生および高電圧の測定手法については実験形式を併用する
注意点:
事前学習:事前に教科書を読み、他教科で履修済みの内容であるにもかかわらず理解が十分でないところがあれば復習しておくこと。
事後学習:講義中に提示される課題について取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 高電圧工学の位置づけを理解できる
2週 気体の絶縁破壊 タウンゼントの火花理論・ストリーマ理論の概略を説明できる
3週 液体の絶縁破壊 液体の絶縁破壊形態について説明できる
4週 固体の絶縁破壊 絶縁劣化の形態(トリーイング、トラッキング)を取り上げ、発生のメカニズムを説明できる
5週 絶縁評価(劣化診断) 絶縁劣化診断法(絶縁抵抗計法など)を説明できる
6週 電力用高電圧機器 代表的な電力用高電圧機器の特徴を説明できる
7週 高電圧発生装置 高電圧発生装置の動作原理を説明できる
8週 高電圧測定法 高電圧測定特有の危険性等を理解した上での正確な測定方法を身に着ける
4thQ
9週 期末試験 期末試験
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

自宅学習成果報告定期試験合計
総合評価割合40600100
基礎的能力100010
専門的能力2040060
分野横断的能力1020030