IC応用回路

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 IC応用回路
科目番号 0113 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 岡本 和也

到達目標

(1)組込みシステム技術について説明することができる。
(2)実習用ボードを使用して、VHDLにより回路をデザインすることができる。
本講義を学ぶことで、LSI・FPGAなどのディジタル回路設計開発の仕事に役立てることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複数個の入力を任意に制御できる複数個の入力を制御できる複数個の入力の制御ができない
評価項目2複数個の出力を任意に制御できる複数個の出力を制御できる複数個の出力を制御ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
組込みシステムで用いられているハードウェアとして、マイクロコンピュータ以外に自分で内部の回路構造がプログラミング可能なFPGAがある。本講義ではFPGAが搭載された実習ボードを用いて回路図(Schematic)及びハードウェア記述言語(HDL)により回路設計を行う。この科目は企業で写真処理機のプリンター、プロセッサーの設計を担当していた教員が、その経験を活かし、電子回路、ディジタル処理回路の最新デバイスを用いた設計手法等について講義及び演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位のため、事前事後学習として課題・レポートを実施します。講義は座学・演習形式で行い問題演習・課題を課し,課題・演習の提出状況とその解答内容によって評価する.
注意点:
基本的な論理回路、同期回路、非同期回路を確認しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 組込みシステムについて。FPGA実習ボードの解説 実習ボードの入力回路の理解ができる
2週 組込みシステムについて。FPGA実習ボードの解説 実習ボードの出力回路の理解ができる
3週 ハードウェア設計について 開発環境を用いたハードウェア設計方法について理解ができる
4週 FPGA実習1 回路図入力により組合せ回路の設計ができる
5週 FPGA実習2 回路図入力により順序回路の設計ができる
6週 FPGA実習3 回路図入力により非同期回路の設計ができる
7週 FPGA実習4 回路図入力により同期回路の設計ができる
8週 中間試験期間 中間試験期間
4thQ
9週 FPGA実習5 HDLによる個々のLEDの制御ができる
10週 FPGA実習6 HDLによる組合せ回路の設計ができる
11週 FPGA実習7 HDLによる順序回路の設計ができる
12週 FPGA実習8 HDLによる非同期回路の設計ができる
13週 FPGA実習9 HDLによる同期回路の設計ができる
14週 FPGA実習[総合演習] 仕様書を作成し、仕様書に基づいた入出力制御ができる
15週 期末試験期間 期末試験期間
16週 FPGA実習[総合演習] 仕様書を作成し、仕様書に基づいた入出力制御ができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学ハードウェア記述言語など標準的な手法を用いてハードウェアの設計、検証を行うことができる。4後2
要求仕様に従って、標準的なプログラマブルデバイスやマイコンを用いたシステムを構成することができる。4後3,後4,後5,後6,後7

評価割合

演習課題自宅学習レポート合計
総合評価割合5050100
配点5050100