情報処理

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報処理
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 できるWord&Excell2013 Windows8/7対応(インプレスジャパン)、K-SEC情報リテラシー教材
担当教員 楠部 真崇

到達目標

情報処理は将来携わる多種多様な業務において必要不可欠なPCスキルと情報モラルやセキュリティの知識を習得する科目である。
・ ワードプロセッサー、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアを用いて、 実験レポートなどの資料を作成できる。(D)
・ インターネットを利用して、資料作成に必要な情報を収集できる。(D)
・ 情報社会において守るべきモラルを説明できる。(A)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
課題指定様式の内容を理解し、ワード、エクセル、パワーポイントを用いて、適切に作成することができる指定様式の内容をある程度理解し、ワード、エクセル、パワーポイントを用いて、書面を作成することができる指定様式について、指示通りの書面を作成することができない
提出物図表の挿入、キャプションの配置等を適切に行うことができる図表の挿入、キャプションの配置等をある程度適切に行うことができる図表の挿入、キャプションの配置等を行うことができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
情報処理教育演習室において、パソコンを使った実技演習および情報社会に関する講義を行う。
情報化社会でのリテラシーやネットワークセキュリティを実践する。
授業の進め方・方法:
基礎実験で実施した内容について、レポートを作成する。指定様式での書面作成を目的とし、読みやすく間違いのない提出物を作成する。
レポート内容については、基礎実験担当者と相談しながら、指導内容を随時確認し実施する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 情報処理教育センターの利用方法
2週 インターネットと学内LANの使用 Aメール、moodle、Office365の登録、wwwの利用・情報の検索方法
3週 情報リテラシー セキュリティ対策マナー
4週 情報社会におけるスマホの活用 セキュリティ対策とマナー
5週 演習 エクセル(1) データ入力と四則演算(合計、平均、標準偏差など)
6週 演習 エクセル(2) グラフの作成(第二軸設定、近似曲線など)
7週 演習 ワード(1) 実験レポートの書式の調整
8週 演習 エクセルとワード docファイルへの表、グラフ、写真の挿入
2ndQ
9週 演習 ワード(2) 実験レポートの作成
10週 演習 ワード(3) 実験レポート評価と個人の責任
11週 演習 実験操作図の作成(1) ワードでの作成
12週 演習 実験操作図の作成(2) パワーポイントでの作成
13週 演習 実験操作図の作成(3) ケミスケッチでの作成
14週 演習 実験操作図の作成(4) ケミスケッチでの作成
15週 まとめ まとめ
16週
後期
3rdQ
1週
2週 演習 プレゼンテーション(1) プレゼンの極意(文書とプレゼンの相違点)、情報リテラシーとオリジナリティの両立
3週 演習 プレゼンテーション(2) 配色、図の挿入、文字列の挿入
4週 演習 プレゼンテーション(3) プレゼンの作成(学生実験)
5週 演習 プログラミング(1) プログラムの構造、命令および言語
6週 演習 プログラミング(2) Raspberry piの組み立て
7週 演習 プログラミング(3) プログラミングの動作確認と修正
8週 演習 プログラミング(4) プログラミングの動作確認と修正
4thQ
9週 演習 動画作成(1) Winフォトと使った動画編集
10週 演習 動画作成(2) 素材の形式と変換
11週 演習 動画作成(3) 素材の形式と変換
12週 演習 動画作成(4) アップロードとセキュリティ(高専ピッチの紹介)
13週 情報リテラシー セキュリティとマナー
14週 情報リテラシー セキュリティとマナー
15週 まとめ まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3前4,前5
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。3前4,前5
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3前2,前3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3前2,前3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3前2,前3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3前2,前3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前11
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前11
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前11
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3後11
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3後11
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3後11
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3後11
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後12
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後12
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後12
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後12
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後12
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後13
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3後13

評価割合

課題提出物合計
総合評価割合5050100
基礎的能力252550
専門的能力252550