到達目標
物質の状態や反応およびそれに伴うエネルギーや状態の変化を理解し、科学的に正しい物質観を身に着ける。
ルーブリック
| 未到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
気体 | 実在気体の状態方程式を利用し計算することができる。 | 混合気体の全圧等を理解し、分圧などを求めることができる。 | 状態方程式を理解し利用できる |
反応熱 | 結合エネルギーを知ることで、未知の反応熱を求めることができる。 | 各種反応熱を利用し未知の反応熱を求めることができる。 | 反応熱を理解し、ヘスの法則を利用し、反応熱を求めることができる。 |
反応の速さ | 反応速度に係る様々な要因を説明することができる。 | 実験結果から反応速度を求めることができる。 | 反応速度および反応定数を理解する。 |
化学平衡 | 多段階反応における並行定数を理解し、応用できる。 | 外部からの状況変化により平衡の移動を説明し、新たな平衡時の濃度を求めることができる。 | 化学平衡の理論と並行定数をりかいできる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
化学反応に伴う熱や光エネルギーの出入りおよび電子の授受, 化学反応の速さの表し方と速さを決める要因,化学平衡における物質の量的関係などについて学ぶ。また,無機物質の単体や化合物の性質も概説する。
将来的には。理系の技術者としての基礎知識としてもらいたい。
授業の進め方・方法:
講義に加えて課題レポートおよび小テストを課す
注意点:
事前学習:次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。事後学習:受講した日のうちに教科書の授業範囲とノートを読み返し、課題プリントに取り組むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
化学反応の速さの表し方 |
化学反応における速さを理解する。
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2週 |
実験結果から反応速度をもとめる |
気実験結果を利用し反応速度、速度定数を求めることができる。
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3週 |
反応の仕組みと活性化エネルギー |
化学反応時における活性化状態を理解し、活性化エネルギーの重要性を理解する。
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4週 |
反応速度を決める条件 (濃度、温度、触媒) |
反応速度を決める要因に様々な要因を理解し、その仕組みについて理解する。
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5週 |
化学平衡と平衡定数 |
化学平衡状態を理解し、その時における並行定数を求めることができる。
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6週 |
平衡移動の原理とルシャトリエの原理 |
平衡が移動したときの各成分の増減をもとめ、平行移動の原理を理解する。
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7週 |
反応熱と熱化学方程式 |
反応熱を理解し、それを熱化学方程式で表記することができる。
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8週 |
いろいろな反応熱とヘスの法則 |
ヘスの法則を利用し、反応熱が未知の反応熱を求めることができる。
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
可逆反応と不可逆反応 |
可逆反応と不可逆反応について理解する。
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11週 |
平衡移動 |
化学平衡の概念を理解し、平衡定数について学ぶ
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12週 |
触媒と平衡移動 |
触媒による平衡の移動の原理を理解する・
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13週 |
電離平衡 |
電解質溶液における電離平衡について学ぶ。
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14週 |
塩の溶解と加水分解 |
塩の水溶液と加水分解による水溶液の性質とその原理を理解する
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験答案返却・解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
化学反応と熱の出入り |
化学反応に伴い出入りする熱とその原理について理解する。
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2週 |
熱化学方程式 |
反応熱を用い、熱化学方程式を記述できる。
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3週 |
いろいろな反応熱 |
いろいろな反応熱の定義について理解する。
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4週 |
ヘスの法則 |
熱化学方程式を用い、未知の反応熱を求めることができるようになる。
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5週 |
生成熱と反応熱の関係 |
生成熱と反応熱の関係を理解し、未知の反応熱を求めることができるようになる。
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6週 |
結合エネルギー |
結合エネルギーについて学び、未知の反応熱を求めることができるようになる。
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7週 |
光とエネルギー |
光とエネルギーについて学ぶ
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8週 |
演習 |
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4thQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
気体の圧力 |
気体の圧力の表現方法と圧力単位について学ぶ。
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11週 |
気液平衡と蒸気圧 |
水溶液の蒸気と蒸気圧について学び、気液平衡について理解する。
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12週 |
ボイルの法則、シャルルの法則 |
気体の圧力と体積の関係および温度と体積の関係ついて学ぶ。
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13週 |
ボイル・シャルルの法則と気体の状態方程式 |
気体の温度、圧力と体積の関係について学び、気体の状態方程式を利用できるようになる。
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14週 |
混合気体 |
混合気体圧力(全圧)の各成分の圧力(分圧)についてまなび、モル分率を用いて様々な計算ができるようになる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験答案返却・解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前2 |
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 3 | 前2,前3 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
| 80 | 20 | 100 |