わかやま学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 わかやま学
科目番号 0025 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 資料は適宜配布、提示する
担当教員 孝森 洋介

到達目標

文化と産業の観点から和歌山地域への特色を理解を深めるすることができる。アクティブラーニングにより未来の「わかやま」を提案することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文化と産業の観点から和歌山地域の特色を理解できる文化と産業の観点から和歌山地域の特色をおおむね理解できる文化と産業の観点から和歌山地域の特色を理解できない
評価項目2アクティブラーニングにより未来の「わかやま」を提案することができるアクティブラーニングにより未来の「わかやま」を提案することがおおむねできるアクティブラーニングにより未来の「わかやま」を提案することができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
和歌山高専が置かれる和歌山地域の文化の特色を歴史的側面と同時代的側面に注目して多面的にとらえ、和歌山の文化や産業の現在を学ぶことで、和歌山文化の伝統と問題的を踏まえた上で、あるべき未来像としての新たな「わかやま」を提案する。
授業の進め方・方法:
実施にあたっては講義形式の授業のほかに、バスを利用した実地見学、アクティブラーニングによるプレゼンテーションも展開し、主体的実践的な授業形式とすることで、あわせて学生たちの問題発見・解決能力の育成に資する。
注意点:
(COC) 事前学習:和歌山県の特色(地勢、産業、歴史、文化など)と問題(地域文化活性化など)に興味を持つ。事後学習:和歌山の文化と産業に継続して関心を持ち、授業で得た知見をさらに主体的に発展させる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
4クラス合同
「わかやま学」を学習する意味を理解する
和歌山について歴史的に概観する
2週 和歌山県の現状概観 注目すべき地域づくり、産業育成の事例などを理解する
3週 和歌山の歴史と文化 「熊野」の観点から和歌山を理解する
南方熊楠などの人物が果たした役割を理解する
4週 地域志向キャリアセミナー 和歌山県と自分自身の将来との関わりを考える
5週 フィールドワークの準備1(熊野について)
(各クラス5班程度のチームで取り組む)
フィールドワークを行うにあたって、資料収集・調査テーマなどの事前学習を行う
6週 フィールドワークの準備2(工場・現場見学について) フィールドワークを行うにあたって、資料収集・調査テーマなどの事前学習を行う
7週 フィールドワーク1(歴史・文化をめぐる<熊野>) フィールドワークを行う
8週 フィールドワーク1(歴史・文化をめぐる<熊野>) フィールドワークを行う
2ndQ
9週 フィールドワーク2(和歌山の経済) フィールドワークを行う
10週 フィールドワーク2(和歌山の経済) フィールドワークを行う
11週 フィールドワークの事後活動 フィールドワークで得た資料の整理を行う
12週 プレゼンテーション準備 フィールドワークの事前学習と事後活動をまとめプレゼンテーションの準備を行う
13週 プレゼンテーション準備 フィールドワークの事前学習と事後活動をまとめプレゼンテーションの準備を行う
14週 プレゼンテーション1 クラスごとに実施し、クラス代表を選出する
15週 プレゼンテーション2
4クラス合同
各クラスの代表がプレゼンテーションを行う
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

プレゼンテーション提出物合計
総合評価割合5050100
配点5050100