思考と表現

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 思考と表現
科目番号 0053 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 高等学校 国語表現改訂版(第一学習社)
担当教員 宮本 克之

到達目標

1 正しい文法規則に則り、わかりやすい文章表現ができる。
2 明確な構成意識に基づき、読者を意識した文章表現ができる。
3 思考の枠組みへの意識を明確に持ち、自己の思考を相対化、更新することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文法の理解文法に正しく則り、わかりやすい文章表現ができ る。 文法に則り、正しい文章表現ができる。文法の理解が及ばず、文章表現に誤りが多い。
構成意識明確な構成意識に基づき、読者を意識した文章表 現ができる。構成意識に基づき、まとまった文章表現ができ る。構成意識が弱く、文章表現が散漫になっている。
思考の相対化 思考の枠組みへの意識を明確に持ち、自己の思考 を相対化、更新することができる。思考の枠組みについての問題意識を持ち、自己の 思考を相対化できる。思考の枠組みについて問題意識を持つことができ ず、既存の枠組みを相対化できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
「文章表現能力が足りない。」「もっと書く練習をしておけばよかった。」本校卒業生からしばしば聞かれる声である。あらゆる職業において「文章を正確かつ効率的に書く」能力は必要だ。自己の文章表現能力を高めるために、実際に文章を書くことによって、実践的な練習を行う。同時に、さまざまな思考様式について考えることで、自己の思考様式の相対化を行う。授業はクラスを分割して半数の人数ごとに行い、 より綿密な指導のもとに表現能力の向上を図る。
授業の進め方・方法:
授業は講義・演習形式を併用する。学修単位であるため、半期の授業を隔週で行う。詳細は第1週のガイダンスで説明する。評価は数回実施するレポート等の課題で行う。
注意点:
提出物は指示された期限までに提出すること。
学修単位であるために、欠席は2回までしか認められないので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス  授業の目的と方法を理解する。
2週 表現の技法1 エントリーシート 実用的文章を書く。
3週 思考の様式1 調査・発表 インターネットを使い、データを集め、発表する。
4週 表現の技法2 物語を書く 文章表現の工夫を学ぶ。
5週 表現の技法3 描写の工夫 客観的な描写を学ぶ。
6週 表現の技法4 葉書を書く 伝統的な文章表現を学ぶ。
7週 表現の技法5 志望動機書 実用的文章を書く。
8週 思考の様式2 言葉と文化 言語についての理解を深める。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前5,前6,前7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前7
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前1

評価割合

課題100発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
文章表現の能力10000000100