機械工学概論

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械工学概論
科目番号 0106 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 参考書:伝熱工学 一色尚次・北山直方 森北出版株式会社
担当教員 大村 高弘

到達目標

熱工学の基本となる考え方を学び、物づくりの実際を知ることによって、専門分野の知識を具体的に物づくりに反映できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 熱力学の基礎知識温度と熱について理解し、説明できる。温度と熱の単位を理解できる。温度と熱を理解できない。
評価項目2 熱工学の基礎知識熱伝導率、熱拡散率、フーリエの法則、ニュートンの冷却則を理解し、説明できる。熱伝導率と熱拡散率の区別がつく。熱伝導率、熱拡散率、フーリエの法則、ニュートンの冷却則を理解できない。
評価項目3 熱工学の基礎的レベルの計算定常および非定常の熱計算ができる。定常の熱計算ができる.定常、非定常の熱計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
温度や熱、伝熱に関する技術的な課題は、機械工学に関連する技術者に限らずどのような分野であっても必ず付いて廻るものである。そのため、複雑な伝熱問題を簡単な問題に近似させ、大凡の目安となる値を計算することは、設計開発に携わる技術者にとって大変重要なスキルとなっている。ここでは、その基本的な内容について講義する。
授業の進め方・方法:
熱力学と熱工学の基礎を演習問題を交えながら学習する。
注意点:
事前学習:シラバスにある専門用語を予習しておく。
事後学習:復習をして次週までに課題を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 熱力学 温度と熱の定義 温度と熱の意味を理解できる。
2週 熱力学 比熱、潜熱、顕熱 比熱、潜熱、顕熱を理解できる。
3週 熱工学 熱の伝わり(熱伝導,熱伝達,熱放射) 熱伝導、熱伝達、熱放射を理解できる。熱伝導率,熱伝達率を理解できる.
4週 熱工学 熱平衡と定常・非定常状態、フーリエの法則 熱平衡と定常・非定常、フーリエの法則を理解できる。
5週 熱工学 熱伝導方程式、ニュートンの冷却則、 熱伝導方程式、ニュートンの冷却則を理解できる。
6週 熱工学 熱伝導の計算Ⅰ(定常状態) 熱伝導の計算(定常状態)ができる。
7週 熱工学 熱伝導の計算Ⅱ(非定常状態) 集中熱容量法による非定常熱計算ができる。
8週 演習問題、中間試験 演習問題を理解できる。
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力5000002070
専門的能力2000001030
分野横断的能力0000000