到達目標
プラントの運転時に得られるデータや,研究開発,分析業務で得られるデータの解析に役立つように以下の目標を設定する。
1.実験データの性質を理解し,統計的解析ができる。
2.物質工学系分野の問題について数式化し,数値解析ができる。
3.実験計画法を理解し,実験データの分散分析ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
実験データの性質を理解し,統計的解析ができる。 | 実験データの性質を説明でき、統計的解析ができる。 | 実験データの性質の説明があれば、統計的解析ができる。 | 実験データの統計的解析ができない。 |
物質工学系分野の問題について数式化し,数値解析ができる。 | 諸課題をモデル化し数式で表すことができ、数値解を得ることができる。 | 問題解決の方向性が示されれば、数式化でき、数値解をを得ることができる。 | 諸課題を数式化できない。 |
実験計画法を理解し,実験データの分散分析ができる。 | 実験計画法を説明でき、一元配置および二元配置の分散分析ができる。 | 数式等が示されていれば分散分析ができる。 | 実験データの分散分析ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
C-1
説明
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JABEE C-1
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教育方法等
概要:
生物応用化学分野の業務においても,多くの場合,データは数学的に解析する必要がある。本授業では,科学技術計算ツールとして表計算ソフトウェア Microsoft Excelを利用し,数値計算・データ処理・統計解析・実験計画法の実践方法を学習する。
授業の進め方・方法:
情報処理教育センター演習室にて解説と課題演習を行う。教員が授業の始めにPowerPointで解説を行う。提示される課題に各自が演習室のPCを使用して取り組み,別途設ける期限内に指定の形式で提出する。なお,最終日に理解度を確認するための総合演習を行う。
注意点:
表計算ソフトの使用方法を復習しておくこと。関連する統計量の復習をしておくこと。
毎回課題を課すので定められた期日までに提出すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
基本統計量 |
基本統計量および確率密度関数について説明でき、表計算ソフトで計算できる。
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2週 |
実験計画法(一元配置法) |
実験計画法の概要を説明でき、 1因子実験(一元配置法)のデータに対する分散分析および多重比較ができる。
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3週 |
実験計画法(二元配置法) |
2因子実験(二元配置法)のデータに対する分散分析および多重比較ができる。
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4週 |
単回帰分析 |
単回帰分析の特徴を理解し,回帰式の計算および分散分析ができる。
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5週 |
重回帰分析,多項式回帰分析 |
重回帰分析および多項式回帰分析ができる。
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6週 |
ニュートン法,数値積分 |
ニュートン法による方程式の解法および数値積分の考え方が説明でき,計算できる。
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7週 |
常微分方程式 |
常微分方程式の数値解法の考え方を説明でき,計算できる。
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8週 |
演習 |
これまでの学習内容を応用できる。
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題 | 演習 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 25 | 50 |
専門的能力 | 25 | 25 | 50 |