到達目標
地球上のエネルギー資源のほとんどは化石燃料に依存しており、生物由来の有機化合物である。
食に関する資源も生物が関与しており、生態系を把握した上での資源を学ぶ機会とする。
生物資源科学は、生物の種類や歴史、その変化や変遷について理解する。これらの知識はエネルギーや食品関連業務の理解に役立つ内容である。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生物に関する資源について理解が十分にできる。 | 生物に関する資源について理解ができる。 | 生物に関する資源について理解できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地球上の資源について、生物学の側面から考察する。地球の成り立ちやバイオームの形成、化石資源への転換や食品としての資源に至る内容を理解する。
授業の進め方・方法:
生物、生物化学、発酵科学などで学んだ内容について、資源というキーワードで横展開する。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
資源として見るタンパク質(酵素反応1) |
酵素活性と温度条件(至適温度)
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2週 |
資源として見るタンパク質(酵素反応2) |
酵素活性とpH条件(至適温度)
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3週 |
資源として見るタンパク質(酵素反応3) |
酵素活性と反応中心および特異性
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4週 |
資源として見るタンパク質(食品加工1) |
タンパク質の構造変化
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5週 |
資源として見るタンパク質(食品加工2) |
タンパク質の構造変化
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6週 |
資源として見るタンパク質(食品加工3) |
タンパク質の構造変化
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7週 |
資源として見るタンパク質(医療応用1) |
医療用センサーの開発事例紹介
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
資源として見る脂質(機能性脂質1) |
生息場所と生合成脂質の性質の関係
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10週 |
資源として見る脂質(機能性脂質2) |
脂質の構造と機能性
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11週 |
資源として見る脂質(機能性脂質3) |
脂質の流動性と機能の関係
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12週 |
資源として見るゲノム(生物多様性1) |
環境DNAから紐解く生物資源の観察
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13週 |
資源として見るゲノム(生物多様性2) |
DNAバーコーディングで紐解く産地の特定
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14週 |
資源として見るゲノム(生物多様性3) |
ゲノム創薬の考え方
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
理解力 | 70 | 30 | 100 |