数学Ⅰα

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 数学Ⅰα
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:「新 基礎数学 改訂版」(大日本図書)、問題集:「新 基礎数学問題集 改訂版」(大日本図書)、「練習ドリル 数学I 【標準編】」(数研出版)、「練習ドリル 数学II【標準編】」(数研出版)
担当教員 津野 祐司

到達目標

基本的な方程式を解くことができる。
図形と式の関係について理解し、基本的な図形の問題を式を用いて解くことができる。
三角関数について理解し、加法定理を応用することができる。工学の仕事をする上で計算の役に立つ。
※数学は工学を学ぶ上での土台です。基本をおさえることが専門科目のより深い理解につながり、専門をいかした仕事に就いたときに役立ちます。整合性のとれた様々な数学の考え方を学ぶ中で、数学を用いて工学を説明する力を身に付けることを目標に学習しましょう。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基本的な方程式を解くことができる。基本的な方程式を解くことができる。 いくつかの基本的な方程式を解くことができる。基本的な方程式を解くことができない。
図形と式の関係について理解し、基本的な図形の問題を式を用いて解くことができる。図形と式の関係について理解し、基本的な図形の問題を式を用いて解くことができる。図形と式の関係について理解し、いくつかの基本的な図形の問題を式を用いて解くことができる。図形と式の関係について理解していない。
三角関数について理解し、加法定理を応用することができる。三角関数について理解し、加法定理を応用することができる 。三角関数について理解している。三角関数について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
専門科目で扱う現象の記述と解析に必要不可欠な数学的基礎能力を養う。
モデルコアカリキュラム対応科目。
授業の進め方・方法:
年4回の定期試験(70%)、課題等の結果(30%)により評価する。
注意点:
事前学習:教科書の予定範囲を読み、意味を忘れている用語や記号がないか確認しておくこと。
事後学習:授業で解いた「教科書の問」に対応する「問題集のBASICの問」を解いて理解を確認すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 スタディサポート,ガイダンス 中学校での学習内容について到達度を測定する。
授業の進め方と授業内容・方法を理解する。
2週 実数、絶対値 実数が理解でき、絶対値が求められる。
3週 平方根 平方根の計算ができる。
4週 複素数 複素数の計算ができる。
5週 複素数
複素数の計算ができる。
6週 2次方程式 因数分解や解の公式を用いて2次方程式を解くことができる。
7週 2次方程式 因数分解や解の公式を用いて2次方程式を解くことができる。
8週 解と係数の関係 2次方程式の解と係数の関係について理解できる。
2ndQ
9週 演習および中間試験 学習した事項の定着をはかる。
10週 連立方程式 基本的な連立方程式を解くことができる。
11週 高次方程式、絶対値方程式 基本的な高次方程式、絶対値方程式を解くことができる。
12週 分数方程式・無理方程式 基本的な無理方程式、分数方程式を解くことができる。
13週 恒等式 恒等式と方程式の違いを理解し、恒等式の条件の導出、部分分数分解ができる。
14週 恒等式 恒等式と方程式の違いを理解し、恒等式の条件の導出、部分分数分解ができる。
15週 期末試験 学習した事項の定着をはかる。
16週 試験答案返却・解説 学習した事項の定着をはかる。
後期
3rdQ
1週 等式の証明 等式が成り立つ事を証明する基本的な方法について理解する。
2週 不等式の証明 不等式が成り立つ事を証明する基本的な方法を使うことができる。
3週 不等式の証明 不等式が成り立つ事を証明する基本的な方法を使うことができる。
4週 2点間の距離と内分点 平面上の2点間の距離と内分点の座標を求めることができる。
5週 直線の方程式 平面上の直線の方程式を、基本的な条件から求めることができる。
6週 2直線の関係 平面上の直線の方程式を、2直線の平行条件・垂直条件から求めることができる。
7週 三角比 鋭角や鈍角の三角比 sin、cos、tan およびそれらの相互関係について理解する。
三角関数表と計算により三角比の値を求めることができる。
8週 演習および中間試験 学習した事項の定着をはかる。
4thQ
9週 三角比の応用 三角比の三角形への応用(正弦定理、余弦定理、面積の計算)を理解する。
10週 一般角と弧度法 角度の概念を拡張した一般角と60分法に代わる角度の測り方である弧度法について理解する。
11週 三角関数のグラフ グラフの変形・平行移動を用いて、基本的な三角関数のグラフが書ける。
12週 三角方程式、三角不等式 三角関数を含む基本的な方程式、不等式を解くことができる。
13週 加法定理 三角関数の加法定理および加法定理から導出される公式について学習し、その応用ができる。
14週 加法定理の応用 三角関数の加法定理および加法定理から導出される公式について学習し、その応用ができる。
15週 期末試験 学習した事項の定着をはかる。
16週 試験答案返却・解説 学習した事項の定着をはかる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学実数の絶対値について理解し、計算ができる。3前2
分母の有理化等の平方根の計算ができる。3前3
複素数の相等を理解し、加減乗除及び絶対値の計算ができる。3前4,前5
解の公式等を利用して、二次方程式を解くことができる。3前6,前7
因数定理等を利用して、高次方程式を解くことができる。3前11
連立方程式を解くことができる。3前10
無理方程式及び分数方程式を解くことができる。3前12
恒等式の考え方を活用できる。3前13,前14
角を弧度法で表現することができる。3後10
鋭角の三角比及び一般角の三角関数の値を求めることができる。3後7
三角関数の性質及びグラフを理解し、三角関数を含む方程式・不等式を解くことができる。3後11,後12,後14
加法定理を利用できる。3後13,後14
与えられた二点から距離や内分点を求めることができる。3後4
直線及び円の方程式を求めることができる。3後5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000