情報リテラシー

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0008 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 k-sec情報リテラシー教材,k-sec情報モラル教材
担当教員 竹村 泰幸

到達目標

(1)情報リテラシーについて情報の基礎・メディア・ネットワーク・情報セキュリティ(基礎・要素)、サイバー攻撃と防御、法規・規則・ポリシー、リスク管理とセキュリティーマネジメントについて理解する。
(2)文章作成ソフトを用いたレポート作成及び解析を行うための基礎能力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報リテラシー情報リテラシーの基礎について理解でき、実行できる。情報リテラシーの基礎についてある程度理解でき、実行できる。情報リテラシーの基礎について理解できない、または実行できない。
WordWordによる文書作成の技術を自ら調べ習得することができる教科書にあるWord文書作成例を一人で再現することができるWord文書が作成できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
(1)インターネットに代表される情報化社会に参画してゆくために必要な知識・モラルについて講義する
(2)パソコンを道具として使いこなすことが出来るよう,主にパーソナルコンピュータの実習を行う
(3)情報の理解力を養うための演習・実習を行う
授業の進め方・方法:
授業の進め方:ICTルームのPCを利用して行う。常にログイン用のパスワード(学校用、Microsoft365及び認証手段)を用意すること。
授業内容・方法:
1、情報化社会におけるリテラシーについてパワーポイントのスライドを用いて学ぶ。
2、PC操作やWordの使い方・作成方法を学習する。
  また,調査・スライド作成・発表の一連の作業をグループで行い発表を行う
3、言語情報や視覚情報に関する演習課題に取り組む。
  また、情報共有のあり方を学び、グループで発表を行う。
注意点:
事前学習:次回の授業範囲を予習しパソコン操作の予備練習を行うこと
事後学習:授業で取り扱わなかった資料内の実習課題について取り組むこと

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション,情報処理センターの利用方法の説明,情報リテラシーについて1 ・情報処理センターを利用できるようになる。PCの起動とシャットダウン,ファイル操作といった基本事項ができるようになる。情報リテラシーを理解する
2週 ・情報技術は進展が速いということを理解し、それに伴う社会の変化と課題
・代表的な情報システムとその利用形態
・コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取り扱い
・情報技術は進展が速いということを理解し、それに伴う社会の変化と課題について知っている。
・代表的な情報システムとその利用形態について知っている
・コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取り扱いができる
3週 ・データベースの意義と概要
・コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法
・アナログ情報とデジタル情報の違い
・データベースの意義と概要について説明できる
・コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる
・アナログ情報とデジタル情報の違いについて説明できる
4週 ・情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法
・適切な伝達手段の選択と、モラル(道徳、倫理)に配慮した適切な情報の送受信
・情報の適切な表現方法を選択する
・情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を知っている
・適切な伝達手段の選択と、モラル(道徳、倫理)に配慮した適切な情報の送受信ができる
・情報の適切な表現方法を選択することができる
5週 ・社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる
・基礎的なネットワークの構成と仕組み
・情報通信ネットワークの仕組みや構成要素、プロトコルの役割や技術(OSI 参照モデル)
・一般的なネットワークデバイス(パソコン、家庭用レベルのルーター等)の設定
・社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。
・基礎的なネットワークの構成と仕組みを知っている。
・情報通信ネットワークの仕組みや構成要素、プロトコルの役割や技術(OSI 参照モデル)について知っている
・一般的なネットワークデバイス(パソコン、家庭用レベルのルーター等)の設定ができる
6週 ・情報セキュリティの必要性
・情報セキュリティ対策
・主要な攻撃の形態や実例
・攻撃に対する防御方法(予防と対処)
・情報セキュリティの必要性について説明できる
・情報セキュリティ対策について説明できる
・主要な攻撃の形態や実例について説明することができる
・攻撃に対する防御方法(予防と対処)について知っている。
7週 ・情報を取り扱う上でのリスクを洗い出し、適切に取り扱う方法
・インシデント発生時にとるべき行動
・脅威(意図的脅威、偶発的脅威)を理解し、その危険度と対策
・情報を取り扱う上でのリスクを洗い出し、適切に取り扱う方法を知っている
・インシデント発生時にとるべき行動を説明できる
・脅威(意図的脅威、偶発的脅威)を理解し、その危険度と対策を知っている
8週 中間試験
4thQ
9週 ・情報セキュリティの3要素(機密性、完全性、可用性)
・情報へのアクセス制限や認証方式
・基礎的な暗号技術とその必要性(HTTPS、VPN 等)
・情報セキュリティの3要素(機密性、完全性、可用性)について説明できる
・情報へのアクセス制限や認証方式について説明できる
・基礎的な暗号技術とその必要性(HTTPS、VPN 等)について説明できる
10週 ・情報セキュリティに関連する公的な規則(法律、ガイドライン等)と、その必要性について理解できる。
・所属する組織におけるセキュリティポリシーや規則と、その必要性
・取り扱う情報の分類(格付け)によって、それぞれ適切な取り扱いの必要性
・情報社会で生活する上でのマナー、モラル
・情報セキュリティに関連する公的な規則(法律、ガイドライン等)と、その必要性について理解できる。
・所属する組織におけるセキュリティポリシーや規則と、その必要性について理解できる。
・取り扱う情報の分類(格付け)によって、それぞれ適切な取り扱いをする必要があることを理解できる
・情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について理解できる
11週 ・言語情報演習 ・言語情報の作用を説明できる。
12週 ・視覚情報演習 ・視覚情報の作用を説明できる。
13週 ・情報共有演習 ・情報共有の作用を説明できる。
14週 ・グループワーク演習(資料作成) ・言語情報、視覚情報について情報共有し、グループワークにより情報を整理できる。
15週 ・グループワーク演習(発表および評価) ・グループワークにより整理した情報をまとめて発表できる。また、発表内容を評価できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験授業内課題発表合計
総合評価割合504010100
配点504010100