到達目標
(1)情報リテラシーについて情報の基礎・メディア・ネットワーク・情報セキュリティ(基礎・要素)、サイバー攻撃と防御、法規・規則・ポリシー、リスク管理とセキュリティーマネジメントについて理解する。
(2)文章作成ソフトを用いたレポート作成及び解析を行うための基礎能力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
情報リテラシー | 情報リテラシーの基礎について理解でき、実行できる。 | 情報リテラシーの基礎についてある程度理解でき、実行できる。 | 情報リテラシーの基礎について理解できない、または実行できない。 |
Word | Wordによる文書作成の技術を自ら調べ習得することができる | 教科書にあるWord文書作成例を一人で再現することができる | Word文書が作成できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
(1)インターネットに代表される情報化社会に参画してゆくために必要な知識・モラルについて講義する
(2)パソコンを道具として使いこなすことが出来るよう,主にパーソナルコンピュータの実習を行う
(3)情報の理解力を養うための演習・実習を行う
授業の進め方・方法:
授業の進め方:ICTルームのPCを利用して行う。常にログイン用のパスワード(学校用、Microsoft365及び認証手段)を用意すること。
授業内容・方法:
1、情報化社会におけるリテラシーについてパワーポイントのスライドを用いて学ぶ。
2、PC操作やWordの使い方・作成方法を学習する。
また,調査・スライド作成・発表の一連の作業をグループで行い発表を行う
3、言語情報や視覚情報に関する演習課題に取り組む。
また、情報共有のあり方を学び、グループで発表を行う。
注意点:
事前学習:次回の授業範囲を予習しパソコン操作の予備練習を行うこと
事後学習:授業で取り扱わなかった資料内の実習課題について取り組むこと
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション,情報処理センターの利用方法の説明,情報リテラシーについて1 |
・情報処理センターを利用できるようになる。PCの起動とシャットダウン,ファイル操作といった基本事項ができるようになる。情報リテラシーを理解する
|
2週 |
・情報技術は進展が速いということを理解し、それに伴う社会の変化と課題 ・代表的な情報システムとその利用形態 ・コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取り扱い |
・情報技術は進展が速いということを理解し、それに伴う社会の変化と課題について知っている。 ・代表的な情報システムとその利用形態について知っている ・コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取り扱いができる
|
3週 |
・データベースの意義と概要 ・コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法 ・アナログ情報とデジタル情報の違い |
・データベースの意義と概要について説明できる ・コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる ・アナログ情報とデジタル情報の違いについて説明できる
|
4週 |
・情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法 ・適切な伝達手段の選択と、モラル(道徳、倫理)に配慮した適切な情報の送受信 ・情報の適切な表現方法を選択する |
・情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を知っている ・適切な伝達手段の選択と、モラル(道徳、倫理)に配慮した適切な情報の送受信ができる ・情報の適切な表現方法を選択することができる
|
5週 |
・社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる ・基礎的なネットワークの構成と仕組み ・情報通信ネットワークの仕組みや構成要素、プロトコルの役割や技術(OSI 参照モデル) ・一般的なネットワークデバイス(パソコン、家庭用レベルのルーター等)の設定 |
・社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。 ・基礎的なネットワークの構成と仕組みを知っている。 ・情報通信ネットワークの仕組みや構成要素、プロトコルの役割や技術(OSI 参照モデル)について知っている ・一般的なネットワークデバイス(パソコン、家庭用レベルのルーター等)の設定ができる
|
6週 |
・情報セキュリティの必要性 ・情報セキュリティ対策 ・主要な攻撃の形態や実例 ・攻撃に対する防御方法(予防と対処) |
・情報セキュリティの必要性について説明できる ・情報セキュリティ対策について説明できる ・主要な攻撃の形態や実例について説明することができる ・攻撃に対する防御方法(予防と対処)について知っている。
|
7週 |
・情報を取り扱う上でのリスクを洗い出し、適切に取り扱う方法 ・インシデント発生時にとるべき行動 ・脅威(意図的脅威、偶発的脅威)を理解し、その危険度と対策 |
・情報を取り扱う上でのリスクを洗い出し、適切に取り扱う方法を知っている ・インシデント発生時にとるべき行動を説明できる ・脅威(意図的脅威、偶発的脅威)を理解し、その危険度と対策を知っている
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
・情報セキュリティの3要素(機密性、完全性、可用性) ・情報へのアクセス制限や認証方式 ・基礎的な暗号技術とその必要性(HTTPS、VPN 等) |
・情報セキュリティの3要素(機密性、完全性、可用性)について説明できる ・情報へのアクセス制限や認証方式について説明できる ・基礎的な暗号技術とその必要性(HTTPS、VPN 等)について説明できる
|
10週 |
・情報セキュリティに関連する公的な規則(法律、ガイドライン等)と、その必要性について理解できる。 ・所属する組織におけるセキュリティポリシーや規則と、その必要性 ・取り扱う情報の分類(格付け)によって、それぞれ適切な取り扱いの必要性 ・情報社会で生活する上でのマナー、モラル |
・情報セキュリティに関連する公的な規則(法律、ガイドライン等)と、その必要性について理解できる。 ・所属する組織におけるセキュリティポリシーや規則と、その必要性について理解できる。 ・取り扱う情報の分類(格付け)によって、それぞれ適切な取り扱いをする必要があることを理解できる ・情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について理解できる
|
11週 |
・言語情報演習 |
・言語情報の作用を説明できる。
|
12週 |
・視覚情報演習 |
・視覚情報の作用を説明できる。
|
13週 |
・情報共有演習 |
・情報共有の作用を説明できる。
|
14週 |
・グループワーク演習(資料作成) |
・言語情報、視覚情報について情報共有し、グループワークにより情報を整理できる。
|
15週 |
・グループワーク演習(発表および評価) |
・グループワークにより整理した情報をまとめて発表できる。また、発表内容を評価できる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 授業内課題 | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 10 | 100 |
配点 | 50 | 40 | 10 | 100 |