防災学概論

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 防災学概論
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント(12回目まで)
担当教員 辻原 治,横田 恭平

到達目標

(1) 災害発生のメカニズムについて説明できる.
(2) 地震と構造物の被害の関係について説明できる.
(3) 防災・減災の基本的な事項について説明できる.
(4) 災害時の避難の方法をシミュレーションする方法を学習する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
災害発生のメカニズムについて説明できる災害発生のメカニズムについて説明でき、資料に基づき問題が解ける災害発生のメカニズムについて説明でき、資料に基づき簡単な問題が解ける災害発生のメカニズムについて説明できない、または、資料に基づき問題が解けない
地震と構造物の被害の関係について説明できる地震と構造物の被害の関係について説明でき、資料に基づき問題が解ける地震と構造物の被害の関係について説明でき、資料に基づき簡単な問題が解ける地震と構造物の被害の関係について説明できできない、または、資料に基づき問題が解けない
防災・減災の基本的な事項について説明できる防災・減災の基本的な事項について説明でき、資料に基づき問題が解ける防災・減災の基本的な事項について説明でき、資料に基づき簡単な問題が解ける防災・減災の基本的な事項について説明できない、または、資料に基づき問題が解けない
災害時の避難の方法をシミュレーションする方法を学習する自身で災害の避難経路を探し、それを自身のみでシミュレーションできる教員の指導の下、避難経路を探し、シミュレーションできる教員の指導の下においても避難経路を探せず、シミュレーションもできない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
・環境都市工学科では関係する専門科目において,各分野の災害と防災について詳しく学習する.この科目では自然災害発生のメカニズムと被害を俯瞰し,防災・減災のための基礎について概説する.
・各種の自然災害を俯瞰し,土木技術者として災害の全体像を把握するのに役立つ.
・災害時の避難の方法をシミュレーションする方法を修得する.
授業の進め方・方法:
毎回、課題を出す(12回目まで)。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,近年の自然災害 1945以降に発生したわが国の主な自然災害を知る
2週 近年の自然災害 1945以降に発生したわが国の主な自然災害に関する問題について、資料に基づいて答えることができる
3週 地震 地震に関する基礎知識を得るとともに、問題について、資料に基づいて答えることができる
4週 地震と構造物 耐震設計の基本的な考え方を説明できる
5週 津波 津波の発生メカニズムが説明できる
6週 液状化および土砂災害 液状化および土砂災害の発生メカニズムが説明できる
7週 風水害 風水害の発生メカニズムが説明できる
8週 南海トラフ巨大地震の想定 南海トラフ巨大地震の想定の概要が説明できる
4thQ
9週 中間試験
10週 答案返却、火山災害 火山災害の発生メカニズムと被害が説明できる
11週 災害情報とハザードマップ 災害情報とハザードマップの概要が説明できる
12週 避難と避難行動 避難を妨げる災害時の心理について説明できる
13週 防災に関するアクティブラーニング1 これまで習った内容を元に避難の方法をシミュレーションできる
14週 防災に関するアクティブラーニング2 これまで習った内容を元に避難の方法をシミュレーションできる
15週 期末試験
16週 答案返却、防災に関するアクティブラーニング3 作成したシミュレーションを説明することができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題13週目からの成果物合計
総合評価割合503020100
配点503020100
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