構造力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 構造力学Ⅲ
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】構造工学 第3版,宮本裕他,技法堂出版、【問題集】構造力学問題集:赤木知之・色部誠,森北出版
担当教員 辻原 治

到達目標

1)静定トラス構造の部材力を節点法と断面法で求めることができる.
2)静定ラーメンの断面力を求めることができる.
3)圧縮を受ける柱の座屈強度を求めることができる.
4)ひずみエネルギー法による解法を理解し,それを応用して簡単な不静定構造の支点反力を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
簡静定トラス構造の部材力さまざまな静定トラス構造の部材力を節点法と断面法で求めることができる簡単な静定トラス構造の部材力を節点法と断面法で求めることができる簡単な静定トラス構造の部材力を節点法と断面法で求めることができない
静定ラーメンの断面力さまざまな静定ラーメンの断面力を求めることができる簡単な静定ラーメンの断面力を求めることができる簡単な静定ラーメンの断面力を求めることができない
圧縮を受ける柱の座屈強度種々の条件で長柱の座屈荷重と短中の核の計算ができるいくつかの条件で長柱の座屈荷重と短中の核の計算ができる長柱の座屈荷重と短中の核の計算ができない
エネルギー法エネルギー法を不静定構造の解法に抱擁できる。エネルギー法を応用して静定構造の軸方向変位や曲げによるたわみを求めることができるエネルギー法を応用して静定構造の軸方向変位や曲げによるたわみを求めることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
トラス構造,外力仕事とひずみエネルギー,エネルギー法による解法,不静定構造物の解法,柱などの基礎的知識について講義および演習を行う.
授業の進め方・方法:
講義、演習、小テストのサイクルを繰り返す。
注意点:
教科書,問題集,ノート,電卓等を持参のこと

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,2年生及び3年生の総復習 静定構造のせん断力図および曲げモーメント図が描ける
2週 2年生及び3年生の総復習,トラス構造に関する概説 トラス構造の特徴が説明できる
3週 トラスの部材力の解法(節点法による解法) 節点法が説明できる
4週 トラスの部材力の解法(節点法による解法の演習) 節点法でトラスの部材力が計算できる
5週 トラスの部材力の解法(節点法による解法の演習) 節点法でトラスの部材力が計算できる
6週 トラスの部材力の解法(断面法による解法) 断面法が説明できる
7週 トラスの部材力の解法(断面法による解法の演習) 断面法でトラスの部材力が計算できる
8週 トラスの部材力の解法(断面法による解法の演習) 断面法でトラスの部材力が計算できる
2ndQ
9週 ラーメン構造の断面力の解法 ラーメン構造の断面力の求め方が説明できる
10週 ラーメン構造の断面力の解法(演習) ラーメン構造の断面力の計算ができる
11週 ラーメン構造の断面力の解法(演習) ラーメン構造の断面力の計算ができる
12週 圧縮を受ける柱の座屈 オイラーの座屈公式とその適用範囲が説明ができる
13週 圧縮を受ける柱の座屈(演習) オイラーの座屈公式により座屈荷重が計算できる
14週 短柱の応力と核 短柱の応力と核の求め方の説明ができる
15週 短柱の応力と核(演習) 短柱の応力と核の計算ができる
16週
後期
3rdQ
1週 外力仕事とひずみエネルギー(軸力による場合) 軸方向力を受ける部材の外力仕事とひずみエネルギーの説明ができる
2週 外力仕事とひずみエネルギー(演習) 外力仕事とひずみエネルギーから軸方向力を受ける部材の変形が計算できる
3週 外力仕事とひずみエネルギー(曲げモーメントによる場合) 曲げ受ける部材の外力仕事とひずみエネルギーの説明ができる
4週 外力仕事とひずみエネルギー(演習) 外力仕事とひずみエネルギーから曲げモーメントを受ける部材の変形が計算できる
5週 仮想仕事の原理による解法(原理の導入説明と応用) 仮想仕事の原理が説明できる
6週 仮想仕事の原理による解法(骨組み構造への適用の演習) 仮想仕事の原理により、骨組み構造の変形が計算できる
7週 仮想仕事の原理による解法(はり構造への適用の演習) 仮想仕事の原理により、はり構造の変形が計算できる
8週 仮想仕事の原理による解法(はり構造への適用の演習) 仮想仕事の原理により、はり構造の変形が計算できる
4thQ
9週 カスティリアーノの定理よる解法 カスティリアーノの定理が説明できる
10週 カスティリアーノの定理よる解法(演習) カスティリアーノの定理により、静定ばりの変形が計算できる
11週 カスティリアーノの定理よる解法(演習) カスティリアーノの定理により、静定ばりの変形が計算できる
12週 最小仕事の原理による不静定構造物の解法 最小仕事の原理が説明できる
13週 最小仕事の原理による不静定構造物の解法(演習) 最小仕事の原理により簡単な不静定構造の支点反力が計算できる
14週 最小仕事の原理による不静定構造物の解法(演習) 最小仕事の原理により簡単な不静定構造の支点反力が計算できる
15週 弾性方程式による不静定構造物の解法 弾性方程式による不静定構造物の解法の概要が説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・小テスト合計
総合評価割合80080
配点802080
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