情報処理

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 村木正芳 著「工学のためのVBAプログラミング基礎」/解説資料と演習課題を毎週用意する
担当教員 鶴巻 峰夫

到達目標

(1)アルゴリズムを理解し,フロー図やプログラムとして表現できる。(C-1_c)
(2)Excel VBAの基本文法を理解し、Visual Basic Editorを使った技術計算に必要な基礎的なマクロの読解・記述ができる。(C-1_c)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
アルゴリズムアルゴリズムを理解し,フロー図やプログラムとして表現できる。アルゴリズムで示された作業の流れを理解できる。アルゴリズムで示された作業の流れを理解できない。
条件分岐示された条件に従って最も適切な条件分岐の構文でVBAのプログラミングができる。示された条件に従って条件分岐の構文でVBAのプログラミングができる。示された条件に従った条件分岐の構文でのVBAのプログラミングができない。
繰り返しと配列変数示された条件に従って配列変数を設定して繰り返しの構文をVBAでプログラミングできる。示された条件と配列変数を使って繰り返しの構文をVBAでプログラミングできる。配列変数、繰り返しの構文を使うことができない。
プロシージャサブプロシージャを使ったプログラミングができる。サブプロシージャの使い方が理解できる。サブプロシージャの使い方が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2年生までに学習した表計算ソフト(MS-Excel)で利用できるプログラミング言語(VBA)に関する基礎的素養を演習を通じて涵養する。
授業の進め方・方法:
プログラミングの演習を基本とする。原則毎回、宿題を与える。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,アルゴリズムとプログラミング(1) アルゴリズムとフローチャートの用語、定義を理解する。
2週 アルゴリズムとプログラミング(2) アルゴリズムとフローチャート表示方法を理解する。
3週 アルゴリズムとプログラミング(3) 提示されたアルゴリズムにしたがってフローチャートを作成できる。
4週 VBAとプログラミングの基礎知識 プログラミング言語とVBAについて理解する。VBAの起動、保存ができる。
5週 セルの操作と変数 ExcelのシートからのVBAの変数の読み込みとExcelシートへの書き込みができる。
変数の概念と変数の型を理解する。
6週 簡単な計算とプログラムの流れ(1) 四則演算を使ったプログラミングができる。
7週 簡単な計算とプログラムの流れ(2) VBAの組み込み関数と四則演算を使ったプログラミングができる
8週 小テスト(前期中間試験)
2ndQ
9週 分岐処理(1) 条件分岐の基本構文:If ~Then~EndIfの構文を理解する。
10週 分岐処理(2) 条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。
11週 分岐処理(3) の場合の条件分岐のプログラミングができる。
12週 分岐処理(4) 論理演算子:And、Orを使ったプログラミングができる。
13週 分岐処理(5) Select Caseの構文を使ってプログラミングができる。
14週 分岐処理(6) 条件分岐を使った簡単な繰り返し処理のプログラムが作成できる。
15週 小テスト(前期期末試験)
16週
後期
3rdQ
1週 繰り返し処理(1) 繰り返し処理の構文:For~Nextの構文の処理の内容を理解する。
2週 繰り返し処理(2) 繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った単純なプログラミングができる。
3週 繰り返し処理(3) 繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った多重構造のプログラミングができる。
4週 繰り返し処理(4) 繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った合計、昇順・降順並べ替えのプログラミングができる。
5週 配列変数と繰り返し処理(1) 配列変数の概念と宣言方法を理解する。
6週 配列変数と繰り返し処理(2) 配列変数をを使った合計、平均計算プログラミングができる。
7週 配列変数と繰り返し処理(3) 配列変数をを使って行列2方向の合計、平均計算プログラミングができる。
8週 小テスト(後期中間試験)
4thQ
9週 配列変数と繰り返し処理(4) 行列の加算、減算、スカラー乗算、除算のプログラミングができる。
10週 配列変数と繰り返し処理(5) 行列の乗算のプログラミングができる(次週と連続)
11週 配列変数と繰り返し処理(6) 行列の乗算のプログラミングができる。
12週 プロシージャ(1) プロシージャの概念とメイン・サブプロシージャの関係を理解する。
13週 プロシージャ(2) とメイン・サブプロシージャを使った簡単なプログラムができる。
14週 プロシージャ(3) とメイン・サブプロシージャを使った数値計算(二分法)のプログラムができる。
15週 小テスト(後期期末試験)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験授業内の課題宿題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合503515000100
配点503515000100