資源循環システム学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 資源循環システム学
科目番号 0016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【参考書】「リサイクル・適正処分のための廃棄物工学の基礎知識」(田中信寿編著、技報堂出版)
担当教員 青木 仁孝

到達目標

1. 廃棄物の発生源と現状について説明できる。
2. 廃棄物の収集、処理、処分について説明できる。
3. 廃棄物の減量化・再資源化について説明できる。
4. 廃棄物対策(施策、法規等)について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
廃棄物の発生源と現状廃棄物の発生源と現状に関して、実例を挙げた詳細な説明ができる。 廃棄物の発生源と現状に関する基本的事項について説明ができる。 廃棄物の発生源と現状に関する基本的事項について説明ができない。
廃棄物の収集・処理・処分廃棄物の種類に応じて適切な廃棄物の収集・処理・処分技術の提案ができる。廃棄物の収集・処理・処分に関する基本的事項の説明と技術計算ができる。廃棄物の収集・処理・処分に関する基本的事項の説明と技術計算ができない。
廃棄物の減量化・再資源化廃棄物の種類に応じて適切な廃棄物の減量化・再資源化方法の提案ができる。廃棄物の減量化・再資源化に関する基本的事項の説明と技術計算ができる。廃棄物の減量化・再資源化に関する基本的事項の説明と技術計算ができない。
廃棄物対策廃棄物の種類に応じて適切な廃棄物対策の提案ができる。廃棄物対策に関する基本的事項について説明ができる。廃棄物対策に関する基本的事項について説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
廃棄物処理と資源の循環について、我が国における法令等の体系的な取り組みや主要技術について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心として演習問題を適宜実施する。
注意点:
授業中に行った課題について再度取り組み、授業内容を次の授業までに復習すること。
参考書等に掲載されている演習課題に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 地球の資源 我々人類が利用可能な地球資源について説明できる。
2週 資源循環と廃棄物適正処理のための法体系 資源循環と廃棄物適正処理のための法体系に加え、資源循環と廃棄物処理の現状と課題について説明できる。
3週 資源循環と廃棄物処理の現状と課題 同上
4週 廃棄物の物理・化学性状 個別処理技術としての焼却処理とエネルギー等のリサイクルの技術に関する説明と技術計算ができる。
5週 焼却による資源化と処理 (1) 焼却理論の基礎 同上
6週 焼却による資源化と処理 (2) 物質収支と資源化処理 同上
7週 焼却による資源化と処理 (3) 公害防止技術 同上
8週 中間試験
4thQ
9週 個別資源の資源化と処理 (1) コンポスト化 個別の廃棄物(有機性廃棄物、プラスチック類など)の処理・リサイクル技術に関する説明と技術計算ができる。
10週 個別資源の資源化と処理 (2) メタン発酵 同上
11週 個別資源の資源化と処理 (3) プラスチックのリサイクル 同上
12週 個別資源の資源化と処理 (4) 混合廃棄物の前処理とリサイクル 同上
13週 最終処分 (1) 再生処理できない残渣などの最終処分としての埋立処分技術に関する説明と技術計算ができる。
14週 最終処分 (2) 同上
15週 総合演習 本講義を通して得た知識を活用して、現代の廃棄物問題の解決策を提案できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
配点5050100