社会基盤メンテナンス工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 社会基盤メンテナンス工学
科目番号 0019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】わかるメンテナンス,宮川豊章,森川英典,学芸出版社 【参考書】2012年制定 コンクリート標準示方書[維持管理編],土木学会: コンクリート構造物のマテリアルデザイン,魚本健人,オーム社
担当教員 中本 純次

到達目標

我が国の社会資本整備の現状と課題について説明が出来る(C-1).コンクリート構造物の劣化メカニズムと検査技術について説明できる(C-1).補修・補強技術について,概説出来る(C-1).

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
我が国の社会資本整備の現状と課題我が国の社会資本整備の現状と課題を説明できる我が国の社会資本整備の現状と課題を理解できる我が国の社会資本整備の現状と課題を理解できない
コンクリート構造物の劣化メカニズムと検査技術コンクリート構造物の劣化メカニズムと検査技術を説明できるコンクリート構造物の劣化メカニズムと検査技術を理解できるコンクリート構造物の劣化メカニズムと検査技術を理解できない
補修・補強技術補修・補強技術を説明できる補修・補強技術を理解できる補修・補強技術を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多くの橋梁が建設後50年を経過し,一斉に老朽化することが懸念されることから,長命化を図るとともに,効率的な維持管理が求められている.本科目では,コンクリートおよび鋼コンクリート複合構造物を対象に,劣化の現状把握と予測,劣化の診断,補修・補強技術などについて解説する.
授業の進め方・方法:
講義中心
注意点:
事前学習
テキストおよび関連する示方書を事前に読み、用語や学習内容に目を通しておくこと。
事後学習
 実在する社会基盤構造物に関心を持ち、学習内容と関連づけて構造物を観察する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,レディネスチェック,社会資本ストック
社会資本ストックを説明できる
2週 社会資本ストックの現状と課題,構造物の劣化
社会資本ストックの現状と課題,構造物の劣化を説明できる
3週 早期劣化の要因,初期欠陥
早期劣化の要因,初期欠陥を説明できる
4週 コンクリート構造物の劣化
コンクリート構造物の劣化を説明できる
5週 中性化・塩害・凍害
中性化・塩害・凍害を説明できる
6週 アルカリシリカ反応,疲労,化学的侵食
アルカリシリカ反応,疲労,化学的侵食を説明できる
7週 維持管理計画
維持管理計画ができる
8週 長命化の現状
長命化の現状を説明できる
4thQ
9週 非破壊検査方法の種類
非破壊検査方法の種類を説明できる
10週 非破壊検査技術概論
非破壊検査技術を説明できる
11週 コンクリート構造物の診断
コンクリート構造物を診断できる
12週 劣化予測・評価・判定
劣化予測・評価・判定ができる
13週 補修工法概論
補修工法を説明できる
14週 補強工法概論
補強工法を説明できる
15週 診断・補修事例
診断・補修事例を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験平常試験および課題成果物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
配点50500000100