測量学実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 測量学実習Ⅰ
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 堤隆著:環境・都市システム系教科書シリーズ11 測量学Ⅰ,コロナ社 新版測量実習,小田部・毛利・伊藤・大野・浜谷・稗田,実教出版(株)
担当教員 山田 宰,平野 廣佑

到達目標

測量学で学習した基礎工学の知識について実際にトラバース測量,平板測量,水準測量,三角測量の実習を通じて各種測量器械を使用した測量を実施することができる.(C-1(d1)) また,測定した数値を正しく計算できる技術,各種図面を正確に作成することができる.(C-1(d1))

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種測量器械を使用した測量の実施測量学で学習した基礎工学の知識について実際にトラバース測量,平板測量,水準測量,三角測量の実習を通じて各種測量器械を使用した測量を実施することができる.不完全ではあるが、各種測量器械を使用した測量を実施することができる.各種測量器械を使用した測量を実施することができない.
測定した数値を正しく計算できる技術測定した数値を正しく計算できる改善点はあるものの、測定した数値を計算できる測定した数値を正しく計算できない
各種図面の正確な作成各種図面を正確に作成することができる改善点はあるものの、各種図面を作成することができる各種図面を正確に作成することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各種測量器械を使用して,トラバース測量,平板測量,水準測量および三角測量を行う.
授業の進め方・方法:
キャンパス内を利用し、各種測定機器を用いた実習を行い、その結果得られた物を課題として提出してもらう。また、必要に応じて講義を実施する。
注意点:
【事前学習】測量学Ⅰおよび測量学Ⅱにおいて,実習で用いる知識を教えているため,その内容を過去のノート・資料等から復習する 【事後学習】班ごとに測量時のデータを共有し,また課題が提示された場合は完成に取り掛かる 【備考】(1)測量実習は屋外での実習であり,天候に左右されるため,悪天候の場合は,授業内容が変更されることがある.(2)実習時の服装は研修服とし,盛夏については別途指示する.なお,必ず靴を履き,草履やスリッパについては,実習に参加させず欠席扱いとする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 測量学実習Ⅰにおける今後の授業計画を理解できる
2週 距離測量 各種方法から距離測量を理解できる
3週 水準測量(1) 水準測量の手法を理解できる
4週 水準測量(2) 水準測量を理解し、データの収集が可能である
5週 角測量(1) 角測量の手法を理解できる
6週 角測量(2) 角測量の手法を理解できる
7週 角測量(3) 角測量の手法を理解できる
8週 角測量(4) 水準測量を理解し、データの収集が可能である
2ndQ
9週 角測量(5) 水準測量を理解し、データの収集が可能である
10週 角測量(6) 水準測量を理解し、データの収集が可能である
11週 平板測量(1) 平板測量の手法を理解できる
12週 平板測量(2) 平板測量を理解し、図面作成が可能である
13週 トラバース測量(1) トラバース測量の手法を理解できる
14週 トラバース測量(2) トラバース測量の手法を理解できる
15週 総合演習(1) これまで学んだ測量の知識を基に、課題の回答が可能である
16週
後期
3rdQ
1週 トラバース測量(3) トラバース測量を理解し、データ収集が可能である
2週 トラバース測量(4) トラバース測量を理解し、データ収集、および補正値計算が可能である
3週 トラバース測量(5) トラバース測量を理解し、データ収集、および補正値計算が可能である
4週 トラバース測量(6) トラバース測量を理解し、データ収集、および補正値計算が可能である
5週 トラバース測量(7) トラバース測量を理解し、データ収集、および補正値計算が可能である
6週 地形図作製(1) トラバース測量で得られたデータを基に、図面を描くことができる
7週 地形図作製(2) トラバース測量で得られたデータを基に、図面を描くことができる
8週 地形図作製(3) トラバース測量で得られたデータを基に、図面を描くことができる
4thQ
9週 GPS測量(1) GNSS測量の理解、および使用が可能である
10週 GPS測量(2) GNSS測量の理解、および使用が可能である
11週 課題測量(1) 測量学実習Ⅰで学んだ知識を応用し、データ収集が可能である
12週 課題測量(2) 測量学実習Ⅰで学んだ知識を応用し、データ収集、補正値計算、および図面作成が可能である
13週 課題測量(3) 測量学実習Ⅰで学んだ知識を応用し、データ収集、補正値計算、および図面作成が可能である
14週 総合演習(2) これまで学んだ測量の知識を基に、課題の回答が可能である
15週 総合演習(3) これまで学んだ測量の知識を基に、課題の回答が可能である
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

報告書レポート課題口頭試問および実技試験実習への取組み姿勢合計
総合評価割合40201030100
配点40201030100